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太陽光発電メーカーの比較

カナディアンソーラーのメリットとデメリット

公開日:2017年2月24日
カナダに本社を置き、主に中国で生産しているカナディアンソーラー。同社が作る太陽光電池は、安全性や耐久性の高さから世界中の住宅や産業用で使われています。日本の多くの施工店において、海外メーカーの中でも信頼できるメーカーとしてそのラインナップに加えている、知名度も高いメーカーです。多くの海外メーカーが日本にありますが、いち早く参入してその地位を築いています。

カナディアンソーラーの注目ラインナップ


カナディアンソーラーのニューモデルは、2016年4月に発売された住宅用ソーラーパネル「QUINTECH(クィンテック)SUPERPOWER」。6インチセル50枚(5×10)の「CS6V-240MS」と48枚(6×8)の「CS6A-230MS」の2タイプで、バスバーとフィンガー電極のバランスを改良しPERC(Passivated Emitter and Rear Cell)技術を採用しています。

産業用ソーラーパネルとしては、多結晶モデルの「QUARTECH」が人気。価格もリーズナブルなのに加えて、塩害やアンモニア耐性といった設置状況におけるマイナス面への強さも備えています。

住宅用パッケージ商品「QUORCA」と「PVESS」


2016年4月からは、住宅用で2つのパッケージ販売がスタート。3~10kWの住宅用太陽光発電システムにおいて、架台・パネル・パワコンを選択してkW単価で提供する「QUORCA(コルカ)」。太陽光発電(出力4.8kW、4.6kW、3.6kW、3.22kWのいずれか)と蓄電池(蓄電容量5.6kWh)、さらにハイブリッドパワーコンディショナーをセットにした「PVESS(ピーヴェス)」とあります。

基本を押さえたシンプルな内容のQUORCAと蓄電池がつく事で自家消費率が高くできるPVESSで、気軽に太陽光発電の設置を可能に。保証も充実させており、国内に拠点を置くことでサポートもスピーディーにおこなえるようにしています。

豊富なパワーコンディショナー


カナディアンソーラーが取り扱うパワーコンディショナーはラインナップが豊富で、住宅用・産業用と幅広いニーズに対して対応可能となっています。人気のオムロンに加えて高い効率を誇る三菱電機や田淵電機、パナソニックの多数台連系認証取得モデル、デルタ電子と、国内メーカーとOEM提携を結んで製造・販売しているのです。

カナディアンソーラーのメリット


世界でもトップクラスのテクノロジーを持つメーカー。住宅用・商業用と導入実績が高く、徹底した品質管理の下で耐久性に優れたモジュールやソーラーパネルを製造しています。日本の住宅をターゲットにした、新システムパッケージも注目されています。

コストパフォーマンスと耐久性に優れている


中国で生産されているカナディアンソーラーは、高い耐久性とコストパフォーマンスの高さが人気のメーカーです。積極的に試験をおこなうことで、より確実なデータを取得。それを元に高い耐久性を追求しています。高システム電圧において、太陽電池モジュールの出力が低下した場合の耐性については認証を取得。また、塩害腐食耐性で最も厳しいといわれている試験もパスしています。

雪の多い地域でも設置可能


カナダのメーカーなだけあって、積雪荷重に対しての強度はかなり高いものとなっています。モジュールフレームはJIS規格2,400Paを軽く超える5,400Paで、国内の最高値といわれている三菱電機の4,800Paを超えるほど。これだけの強度を誇りますから雪が積もる地域でも設置可能。東北地方や北陸地方などの雪の多い地域に向いています。

独自開発された単結晶セル「ELPS」と「QUARTECH」


カナディアンソーラーのモジュールでは、ELPSセルとQUARTECHセルの独自単結晶セルが使われています。ELPSセルは「Xグリッドパターン」とメタルラップスルー方式によるバックコンタクト技術からなり、光を集めるのが長けており、電流の損失も低いといった特徴があります。使えば使うほど発電量に違いがでてくる高性能セルです。QUARTECHセルは、4本バスバー(太い電極)構造で出力も高いものとなっています。

モジュール以外はすべて日本メーカー製で、その生産ラインも日本のメーカー。業界でもトップクラスの三菱製のパワーコンディショナーと組み合わせる事で、高い発電力を発揮しているのです。

保証制度は世界基準の25年


国内メーカーでは10年や15年を基本としていますが、カナディアンソーラーでは25年といった長い保障体制を採用しています。10年のシステム保証(機器保障)にプラスして出力に対しての保障基準を設けており、発電量が毎年0.7%程低下するといった前提で10年後に90.7%、25年先でも80.2%の出力保証をしています。パッケージ商品の「QUORCA」と「PVESS」では、機器保障が10年ではなく15年と延長されています。

また、保険会社による二重保証を採用しているので、万が一倒産や買収といった状態になってしまったとしても、2つの保険会社「ハノーバー国際保険会社」と「RSUI損害補填会社」がかわりに保証してくれます。どちらも格付けランクではA評価の優良保険会社ですから安心。海外メーカーだけに、こうしたリスクを想定し対応している事は信頼に繋がります。

安心の日本支社によるメンテナンスとアフターサービス


カナディアンソーラーの日本支社となるのが、カナディアンソーラー・ジャパンです。サービス拠点は約180店舗あり、メンテナンスと保障チームを国内に配置。アフターサービスは全国70拠点あり、研修センターが埼玉県川口市と大阪府大阪市にあります。技術基準をクリアーした施行者だけに施工IDを発行するなどして、施工技術と品質の向上に努めています。利用者へのサポート体制はしっかりさせているので、海外メーカーとはいえ安心してアフターサービスを受ける事が出来ます。

カナディアンソーラーのデメリット


世界標準のメーカーであるため、日本の家屋やデザインに合わせにくいといった事が心配されます。日本の家屋は海外の住宅とは異なり、独自のスタイルを築いているところあるので、和風の家の屋根に合わせると違和感を感じることも。デザインによる美観性も日本人とはまた違って感じるようです。

また、中国で生産しているといったことから、あまり良いイメージをもたれない事もあります。認知度も低いですから、設置数としてはシャープなどの国内人気メーカーよりもかなり低く、設置を考えても情報が少ないといったデメリットがあります。

さらに、25年保証と長い安心を誇るものの、自然災害への対応はしていません。独自の自然災害補償サービスというのはなく、販売店に任せる形になっています。雪害には強いものの、それ以外の天災にはやや弱いところがあるのが気になるところです。

カナディアンソーラーの太陽光電池は、長期保証を希望、なるべくコストを抑えたい、雪が降る地方で使いたいといった人に最適。日本での認知度はまだ低いとはいえ世界50か国で活躍しているメーカーで、生産能力も高く、25年といった長期保証で安心。海外製品は国内でのサポートに不安を感じますが、各地に代理店がありサポート体制も整っていますので、相談やメンテナンスも心配ありません。