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失敗しないポイント

太陽光発電とエコキュートの相性は本当に良いのか?

公開日:2017年3月16日
「太陽光発電システムとエコキュートは相性が良いので、設置するならセットがおすすめです」といった営業トークがありますが、太陽光発電の導入を考えた際に一度は耳にしたことがある人も少なくないのでは。これは本当なのでしょうか?

確かに相性が良いのは本当ですが、絶対に一緒に入れたほうが良いというわけではありません。場合によっては一緒に導入しない方が良い事もあるのです。なぜなら、太陽光発電とエコキュートはでは役割がまったく違うから。エコキュートは「オール電化」を実現する主製品でありガス代を大きく下げてくれる設備ですが、太陽光発電は電気代を下げるための設備です。全く目的が違うのです。

太陽光発電とエコキュートとは?


太陽光発電では、自宅の屋根に太陽光パネルを設置し、そこで発電した電気を自宅で使い、余った電気を電力会社に買い取ってもらいます。足りない分は電気会社から購入しますが、電気の購入代金よりも売電価格の方が高いので、売る電気量が多ければ多いほどお得になります。

エコキュートとは自然冷媒ヒートポンプ給湯器の事で、電力会社や給湯器メーカーが主な販売会社となっています。このエコキュートという言葉には、「環境(エコロジー)」と「経済性(エコノミー)」、そして「かわいい(キュート)を組み合わせたもので、関西電力の登録商標でもあります。世界初ともなるエコキュートの販売は、2001年4月に発売されたコロナ社製です。

太陽光発電とエコキュートのセットがおすすめの理由


太陽光発電とエコキュートをセットで導入することは、ほとんどガスを使用しないオール電化生活になるということ。オール電化にすると、深夜の買電単価は安くなるのですが日中の買電単価は高くなりますので、日中は太陽光発電で得た電気を使うとわざわざ高いお金を出して買わないですみます。そうしたことからも、太陽光発電とエコキュートは相性が良いと言われているのです。

このオール電化による電気料金プランを時間帯別電灯契約といい、昼間は仕事などであまり家にいない人などに向いているプランです。日中の電力を減らすといった意味でも、電力会社的には大助かりです。

太陽光発電システムの導入にかかる費用


太陽光発電の設置に必要なものは、システム機器と諸費用を含む工事費です。

太陽光発電システム機器…太陽電池モジュール、設置架台、パワーコンディショナー、接続箱、通信機、モニター、専用ケーブル、前面カバー、雪止めなど

工事費用…設置工事、電気工事

その他の費用…システム設計費用、申請手数料、売電メーターの設置費用、諸経費

エコキュートの導入にかかる費用


エコキュートの設置費用は、環境やスペースなどによって変わってきます。目安としては10万〜20万円程となりますが、しっかりと工事見積もりを取ってから検討する必要があります。

電気工事…配線工事、専用ブレーカーの設置、分電盤の交換、幹線の張替え、電力会社への申請手続き

水道工事…既存設備の撤去作業、給水・排水配管、ヒートポンプ・貯水タンクの設置工事

エコキュートの設置には補助金がある!?


エコキュートは、増え続ける二酸化炭素の排出量を減らすといったメリットがある為、国としては少しでも多く普及させたいと思っています。導入数を増やすためにも、国による補助金制度が打ち立てられています。

補助金の申請では、販売や譲渡目的での設置は対象外で、使用する人しか申し込めません。また、補助金制度が適用されるのは、メーカーが申請し補助対象給湯器として指定されたエコキュートのみ。設置前に申込み、受理されたら実際に設置します。

そして、設置工事完了期限日および完了報告書類提出期限日を守り、他の国庫補助金も申請していない、設置などに関する情報を提供できる、最低でも法定耐用年数である6年は使用できる、といった条件もクリアーしなければいけないのです。

オール電化で各種割引が適用される


太陽光発電やエコキュートの設置では、光熱費削減だけでなく火災保険料が割引になるといったメリットもあります。ガスを使わないので火災の心配がないとして、一部の火災保険で「オール電化住宅割引」として優遇しているのです。

適用される条件は保険会社によって異なりますが、基本的には住宅設備の熱源がすべて電気利用できる事が必要。ストーブや石油ファンイーターを冬場だけ使用するといった場合は、保険会社もしくは代理店に報告しなければいけません。それが原因で火災が発生したとしても、保険金は一切支払われないものとなります。

ガス代が安い家庭にエコキュートは不要?


エコキュートを導入すると光熱費が安くなりますが、初期費用が高額なので多少光熱費が下がるぐらいでは元をとることはできません。あまり普段からガスを使用しないといった家庭では損をしてしまうこともあります。ただ、金銭面以外で受けられるメリットはあります。火を使わないので安心ですし、非常時にはエコキュートタンクのお湯を使う事が出来るのは大きなメリットと言えます。

毎月のガス代が6,000円未満のご家庭ではエコキュートの導入はプラスにはなりにくいですが、6,000円以上もしくは10,000円以上のご家庭ではガス代が減りますので、金銭面でのメリットも受けられます。

オール電化によるデメリット


オール電化には、メリットだけでなくデメリットもあります。調理用のIHクッキングヒーターによる電磁波、そしてエコキュートにおける故障などのトラブル、寿命による機器の取り換えなど経済的なデメリットがかかってきます。

また、家庭のエネルギー源を電気だけに頼るので、災害等でライフラインが寸断されてしまうと生活機能が働かなくなるといって可能性もありますが、太陽光発電を設置していることで解消します。ただ、太陽の光があってこそのものなので、太陽の光が射さない夜間や曇りの日、雨の日などは、電力を作る事が出来ずない状態になってしまう事を考慮しておかなくてはいけません。

太陽光発電のデメリット


太陽光発電を導入する際には、多額のコストがかかります。また、太陽光パネルにも寿命がありますし、定期的なメンテナンスが必要となります。付帯設備についても半永久的に使えるものではないのです。

元を取るにも、発電できる電力量が自然の天候によって左右されますし、環境次第では思うように発電できない事も。太陽光発電の設置場所としては、真南向きで設置傾斜は30度が理想です。この理想をかなえる設置場所というのは、なかなかないのが現状。しかも、メーカーで試算されている電気量は、実際にはなかなか到達することができなかったりするのです。

太陽光発電とガス


太陽光発電とエコキュートの組み合わせたよく取りだたされますが、実は太陽光発電はガスとも相性が良い組み合わせなのです。太陽光発電は、家庭で生産・活用する優秀なクリーンエネルギーですが、蓄電するには専用の設備が必要になります。ただし、蓄電用の設備があると売電が難しくなってしまうので、ほとんどは蓄電設備がない状態で設置します。その方が売電する際に問題がないのです。

太陽光発電は夜間に電気を作ることができませんので、電力会社から購入することとなります。電気を購入するのではなく、省エネタイプのガス機器を活用するといった方法もあります。最近は、発電効率・熱効率が良いエネファームなどの家庭用燃料電池やエコウィルなどなどのガスエンジン給湯器があることからも、太陽光発電との併用が注目されているのです。

太陽光発電とエコキュートの組み合わせは、光熱費削減効果としてはとてもい効果を持っています。合わせて設置することで効果も高くなりますが、両者は別物になるので無理してまで導入する必要はありません。ライフスタイルに合せてセットで、もしくは太陽光発電、エコキュートだけといった使い方をしてもいいですね。

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