FIT後の売電先

家庭用の太陽光発電でFIT(固定価格買取制度)が終わっても、ずっと電気を売電できます!

10年間のFITが終わった後は、大手電力会社・新電力による「卒FIT買取サービス」を検討してみましょう!

本記事では、大手電力の卒FIT買取価格と、
新電力の買取価格について紹介します。

高く買い取ってくれるのはどこの電力会社か?
ご確認ください。

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卒FIT後も売電可能!
おすすめ大手電力会社の対応

卒FIT後も売電可能

卒FIT後も、電力会社(新電力も含む)と契約することで売電を続けることができます。

それでは、具体的にどの電力会社が電気を買い取ってくれるのでしょうか。

ここからは大手電力会社(旧一般電気事業者)の対応を紹介します!


まず、以下の大手電力会社は卒FIT後の余剰電力を買い取ることを発表しています!

    卒FIT後の余剰電力を買い取る会社

  • 北海道電力
  • 東北電力
  • 東京電力パワーグリッド
  • 中部電力
  • 北陸電力
  • 関西電力
  • 中国電力
  • 四国電力
  • 九州電力
  • 沖縄電力

大手電力会社の卒FIT買取単価(売電単価)と、
今後の発表予定をまとめましたので、対象の地域をチェックしていきましょう!

電力会社 北海道電力
買取単価 8.0円/kWh
サービス
エリア
北海道(離島を除く)
支払い
時期
余剰電力量に応じて
毎月支払われる。
契約期間 買取期間満了の翌日から
翌4月の検針日の前日まで。
(以降1年毎の自動更新)
注目
ポイント
「買取プラン」の他に
ポイントが貯まる
「エネモプレミアムプラン」
の2種類がある。
電力会社 東北電力
買取単価 シンプル買取
9円/kWh
サービス
エリア
東北エリアと首都圏
関東地方の1都6県
山梨県
静岡県の一部地域
支払い
時期
余剰電力量に応じて
毎月支払われる。
契約期間 毎年4月1日より1年間。
(契約は自動で延長)
注目
ポイント
シンプル買取のほか以下を提供
エコキュート・蓄電池リース
でんきお預かりサービス
※どちらも有料
電力会社 東京電力エナジーパートナー
買取単価 再エネ買取標準プラン
8.5円/kWh
サービス
エリア
栃木県
群馬県
茨城県
埼玉県
千葉県
東京都(島嶼地域を除く)
神奈川県
山梨県
静岡県(富士川以東)
支払い
時期
1~5月分は6月分に合算、
7~11月分は12月分に
合算して振り込まれる。
契約期間 FIT満了の年度の末日まで
(4月1日から翌年の3月31日)
以降1年毎の自動更新。
注目
ポイント
仮想蓄電サービス
再エネおあずかりプランの他、
初期費用0円で蓄電池を利用できる
定額機器利用サービスプラン
(エネカリ)を提供。
電力会社 中部電力
買取単価 ▼シンプルプラン
7円/kWh
▼プレミムプラン
8円/kWh
▼Amazonギフト券プラン
8.1円/kW
▼WAONプラン
9円/kWh相当
▼再エネスマートプラン
7〜12円/kWh
サービス
エリア
中部電力エリア
愛知県
岐阜県
長野県
静岡県(富士川以西)
三重県の一部
▼シンプルプラン
電力の契約なしで利用できる。
支払い
時期
3月、9月の検針日から
30日後までに振り込まれる。
契約期間 -
注目
ポイント
卒FIT向けプラン5種を提供。
電力会社 北陸電力
買取単価 ▼かんたん固定プラン
8円/kWh

▼あんしん年額プラン
契約受給電力に応じた額

▼わくわく電気預かりプラン
1〜17円/kWh
※電気料金プランによる

サービス
エリア
あんしん年間定額プラン
富山県
石川県
福井県(一部を除く)
岐阜県の一部地域

かんたん固定単価プラン
→誰でも利用できる

支払い
時期
▼あんしん年間定額プラン
買取料金を年間定額で
一括支払われる。
▼わくわく電気預かりプラン
毎月
▼かんたん固定単価プラン
毎月
契約期間 ▼あんしん年間定額プラン
適用開始日から1年間。
▼わくわく電気預かりプラン
適用開始日から
4月の検針日の前日まで。
注目
ポイント
卒FIT向けプラン3種を提供。
電力会社 関西電力
買取単価 8.0円/kWh
サービス
エリア
滋賀県
京都府
大阪府
奈良県
和歌山県
兵庫県(一部を除く)
福井県の一部
岐阜県の一部
三重県の一部
支払い
時期
-
契約期間 買取期間終了の翌日から
翌4月の検針日の前日まで。
(以降は1年毎の自動更新)
注目
ポイント
-
電力会社 中国電力
買取単価 7.15円/kWh
サービス
エリア
買取りプラン
鳥取県
島根県
岡山県
広島県
山口県
兵庫県の一部
香川県の一部
愛媛県の一部
支払い
時期
お預かりプランは
検針日の翌月15日
(休日の場合は翌営業日)
に支払われる。
契約期間 原則として当該年度の
4月1日から3月31日まで。
4月検針日までは
前年度の単価が適用される。
注目
ポイント
余剰電力活用サービス
ぐっとずっと。グリーンフィット
として4種のプランを提供。
電力会社 四国電力
買取単価 買取プラン
7円/kWh
サービス
エリア
一部の地域を除く四国4県
香川県
愛媛県
徳島県
高知県
支払い
時期
-
契約期間 -
注目
ポイント
仮想蓄電池サービス
「ためトクサービス(有料)」
を提供。
電力会社 九州電力
買取単価 買取プラン
7円/kWh
サービス
エリア
福岡県
佐賀県
⾧崎県
大分県
熊本県
宮崎県
鹿児島県
支払い
時期
余剰電力量に応じて
定められた単価で
毎月支払われる。
契約期間 買取期間満了の翌日から
翌4月の検針日の前日まで
(以降、双方に異議がない場合は
 1年毎の自動継続)
注目
ポイント
買取プラン以外に
蓄電池を活用する
「再エネお預かりサービス」
を提供。
電力会社 沖縄電力
買取単価 ▼10kW未満
7.7円/kWh
▼10kW以上
8.2円/kWh
サービス
エリア
沖縄本島
宮古島市
多良間村
石垣市
竹富町
与那国町
久米島町
粟国村
渡名喜村
南大東村
北大東村
支払い
時期
-
契約期間 FIT期間が終了した年度の
末日まで(1年ごとの更新)
注目
ポイント
買取プラン以外に
「再エネEポイントプラン」
有料の
「お預かりEeサービス」
を提供。(離島以外)
電力
会社名
買取単価サービスエリア支払い時期契約期間注目ポイント
北海道
電力
8.0円/kWh北海道(離島を除く)余剰電力量に応じて
毎月支払われる
買取期間満了の翌日から
翌4月の検針日の前日まで
(以降、1年毎の自動更新)
買取プランのほかに
ポイントが貯まる
「エネモプレミアムプラン」
の2種類がある
東北電力9円/kWh
(シンプル買取)
東北エリアと首都圏
関東地方の1都6県
山梨県
静岡県の一部地域
翌月に指定口座に
振り込まれる
毎年4月1日より1年間
(契約は自動で延長)
シンプル買取のほか
「エコキュート・蓄電池リース(有料)」
「でんきお預かりサービス(有料)」を提供
東京電力
エナジー
パートナー
8.5円/kWh
(再エネ買取標準プラン)
栃木県
群馬県
茨城県
埼玉県
千葉県
東京都(島嶼地域を除く)
神奈川県
山梨県
静岡県(富士川以東)
1~5月分は6月分に合算、
7~11月分は12月分に
合算して振り込まれる
FIT満了の年度
(4月1日から翌年の3月31日までの期間)
の末日まで(以降、1年毎の自動更新)
仮想蓄電サービス
「再エネおあずかりプラン」のほか、
初期費用0円で蓄電池を利用できる
「定額機器利用サービス(エネカリ)プラン」を提供。
中部電力7円
(シンプルプラン)/kWh
8円/kWh
(プレミムプラン)
8.1円/kW
(Amazonギフト券プラン)
9円/kWh相当
(WAONプラン)
7〜12円/kWh
(再エネスマートプラン)
中部電力エリア
愛知県
岐阜県
長野県
静岡県
(富士川以西)
三重県の一部

シンプルプラン
電力の契約なしで
利用できる

3月、9月の検針日から
30日後までに
振り込まれる
卒FIT向けプラン
5種を提供
北陸電力8円/kWh
(かんたん固定プラン)
契約受給電力に応じた額
(あんしん年額プラン)
1〜17円/kWh
(わくわく電気預かりプラン)
※電気料金プランによる
▼あんしん年間定額プラン
富山県
石川県
福井県(一部を除く)
岐阜県の一部地域
▼かんたん固定単価プラン
誰でも利用できる
▼あんしん年間定額プラン
買取料金を年間定額で
一括支払われる。
▼わくわく電気預かりプラン
毎月
▼かんたん固定単価プラン
毎月
▼あんしん年間定額プラン
適用開始日から1年間
▼わくわく電気預かりプラン
適用開始日から
4月の検針日の前日まで
卒FIT向けプラン
3種を提供
関西電力8円/kWh滋賀県
京都府
大阪府
奈良県
和歌山県
兵庫県(一部を除く)
福井県の一部
岐阜県の一部
三重県の一部
買取期間終了の翌日から
翌4月の検針日の前日まで
(以降は1年毎の自動更新)
中国電力7.15円/kWh▼買取りプラン
鳥取県
島根県
岡山県
広島県
山口県
兵庫県の一部
香川県の一部
愛媛県の一部
お預かりプランは
検針日の翌月15日
(休日の場合は翌営業日)
に支払われる
原則として当該年度の
4月1日から3月31日まで。
4月検針日までは
前年度の単価が適用
余剰電力活用サービス
「ぐっとずっと。
グリーンフィット」として
4種のプランを提供
四国電力7円/kWh
(買取プラン)
一部の地域を除く四国4県
香川県
愛媛県
徳島県
高知県
仮想蓄電池サービス
「ためトクサービス(有料)」
を提供。
九州電力7円/kWh
(買取プラン)
福岡県
佐賀県
⾧崎県
大分県
熊本県
宮崎県
鹿児島県
余剰電力量に応じて
定められた単価で
毎月支払われる
買取期間満了の翌日から
翌4月の検針日の前日まで
(以降、双方に異議がない
場合は1年毎の自動継続)
買取プラン以外に
蓄電池を活用する
「再エネお預かりサービス」
を提供
沖縄電力7.7円/kWh
(10kW未満)
8.2円/kWh
(10kW以上)
沖縄本島
宮古島市
多良間村
石垣市
竹富町
与那国町
久米島町
粟国村
渡名喜村
南大東村
北大東村
FIT期間が終了した
年度の末日まで
(1年ごとの更新)
買取プラン以外に
「再エネEポイントプラン」
有料の「お預かりEeサービス」
を提供。(離島以外)

売電を継続するためには、
新しい買い取りメニューへの契約になります。

FIT期間が終わる家庭にハガキなどで通知が来ますので、忘れずにチェックしてください。

卒FIT電力の買取を発表する
おすすめの新電力も続々

>卒FIT後

先ほど紹介した大手電力会社以外にも、
卒FIT後の余剰電力の買取を発表する電力会社が
次々と登場しています。

新電力は買取価格が高い傾向にあります。

しかし、高額な卒FIT買取プランは、自社サービスの契約または蓄電池の購入が条件になるケースが多いようです。

電力
サービス名
出光興産
idemitsuでんきの
太陽光買取
買取単価 11.5円/kWh
(北海道/東北/
 東京電力エリア)
10.5円/kWh
(中部/北陸/関西/中国/
 四国電力エリア)
9.5円/kWh
(九州電力エリア)
サービス
エリア
離島・沖縄を除く全エリア
支払い
時期
▼でんきセット買取プラン
毎月精算
▼スタンダード買取プラン
4~9月分は11月末、
10~翌3月分は翌5月末に
指定口座に振り込まれる。
契約期間 買取開始後
最初の3月31日まで
(以降は1年毎の自動更新)
注目
ポイント
電気の契約も
idemitsuでんきにすると
買取価格が
2円/kWhアップする。
電力
サービス名
SMART TECH
スマートFIT
買取単価 通常価格 11.5円
先着制14.6円/kWh
11.5円/kWh
(東京電力エリア)
11.5円/kWh
(東北電力エリア)
10.0円/kWh
(中部/関西/中国/電力エリア)
8.5円/kWh
(九州電力エリア)
サービス
エリア
東京電力/東北電力/中部電力/
関西電力/中国電力/九州電力
(離島は対象外)
支払い
時期
買取金額が
合計10,000円以上に
なったときに
指定口座へ振り込まれる。
契約期間 買取開始日から2年間
(以降は1年ごとの自動更新)
注目
ポイント
東京電力エリアで
増額キャンペーンを
実施している。
電力
サービス名
積水ハウス、
積水ハウスオーナーでんき
買取単価 11円/kWh
サービス
エリア
離島・沖縄を除く全エリア
支払い
時期
年1回指定口座に
振り込まれる。
契約期間 契約は1年間
(以降は自動更新)
注目
ポイント
Life Step Systemと
併用すると
リフォームの割引券が
もらえる。
電力
サービス名
丸紅ソーラー
トレーディング
買取単価 9円〜15円/kWh
サービス
エリア
離島を除く全エリア
支払い
時期
6ヶ月ごとに
指定口座へ
振り込まれる。
契約期間 買取開始日から最初の4月の
検針日の前日まで
(以降は1年ごとに
 同一条件で継続)
注目
ポイント
蓄電池を購入する
SHARPプランでは
1年間の買取額が
最大15円/kWhになる。
電力
サービス名
東京ガス
買取単価 10.5円〜23円/kWh
サービス
エリア
▼太陽光買取プラン
誰でも利用できる。
▼蓄電池購入サポートプラン
東京ガス指定の販売店で
蓄電池を購入する場合に
利用可能。
支払い
時期
6ヶ月分が翌々月末に
指定口座に振り込まれる。
契約期間 ▼太陽光買取プラン
限度なし
▼蓄電池購入サポートプラン
6ヶ月
注目
ポイント
蓄電池の併用で
買取単価が
最大23円/kWhになる。
電力サービス名 買取単価 サービス
エリア
支払い時期 契約期間 注目
ポイント
出光興産
idemitsuでんきの
太陽光買取
11.5円/kWh
(北海道/東北/東京電力エリア)
10.5円/kWh
(中部/北陸/関西/中国/四国電力エリア)
9.5円/kWh
(九州電力エリア)
離島・沖縄を除く全エリア ▼でんきセット買取プラン
毎月精算
▼スタンダード買取プラン
4~9月分は11月末、
10~翌3月分は翌5月末に
指定口座に振り込まれる。
買取開始後最初の3月31日まで
(以降は1年毎の自動更新)
電気の契約も
idemitsuでんきにすると
買取価格が2円/kWh
アップする。
SMARTTECH
スマートFIT
通常価格11.5円→先着で14.6円/kWh
11.5円/kWh
(東京電力エリア)
11.5円/kWh
(東北電力エリア)
10.0円/kWh
(中部/関西/中国/電力エリア)
8.5円/kWh
(九州電力エリア)
東京電力
東北電力
中部電力
関西電力
中国電力
九州電力
(離島は対象外)
買取金額が
合計10,000円以上に
なったときに
指定口座へ振り込まれる。
買取開始日から2年間
(以降は1年ごとの自動更新)
東京電力エリアで
増額キャンペーンを
実施している。
積水ハウス
&
積水ハウス
オーナーでんき
11円/kWh 離島・沖縄除く
全エリア
年1回指定口座に
振り込まれる。
契約は1年間
(以降は自動更新)
Life Step Systemと
併用すると
リフォームの割引券が
もらえる。
丸紅ソーラー
トレーディング
9円〜15円/kWh 離島を除く全エリア 6ヶ月ごとに
指定口座へ振り込まれる。
買取開始日から最初の4月の
検針日の前日まで
(以降は1年ごとに同一条件で継続)
蓄電池を購入する
SHARPプランでは
1年間の買取額が
最大15円/kWhになる。
東京ガス 10.5円〜23円/kWh ▼太陽光買取プラン
誰でも利用できる。
▼蓄電池購入サポートプラン
東京ガス指定の販売店で
蓄電池を購入する場合に
利用可能。
6ヶ月分が翌々月末に
指定口座に振り込まれる。
▼太陽光買取プラン
限度なし
▼蓄電池購入サポートプラン
6ヶ月
蓄電池の併用で
買取単価が
最大23円/kWhになる。

世界的な脱炭素の流れを受け、企業向けの再エネ由来の電力需要は急増中です!

こうした事情もあり、各社が積極的に買い取り事業を展開している状況です。

「脱炭素」というトレンドが続く限り、今後も卒FIT電力を買い取る事業者がなくなることはないと考えられます!

卒FITを迎える前に
知っておきたいこと


買取期間満了後には早めに対処すべきこともあるため、卒FITのタイミングがいつなのかを確認しておくことが必要です!

何もしないでいることのデメリットもあるので、事前に知っておくと良いでしょう。

卒FITのタイミングを確認する

卒FITの時期は、現在契約している事業者からの「買取期間満了通知」を確認すると分かります。

満了日の数カ月前に事業者から贈られている買取満了通知には、買取期間満了日が記載されてるので保管しておきましょう!

卒FITのタイミング

FITによる買取期間は10年なので、
契約書などの書類からも確認できます!

2009年のFIT開始時の契約先は「小売電気事業者」でしたが、2017年4月のFIT改正で「一般送配電事業者」へと変更になりました。

制度改正前に売電を始めていた場合は
小売電気事業者と契約していたことになるため、
卒FIT後も買取契約は継続されます!

買取期間満了通知を見る際には、契約開始日も合わせて確認しておきましょう!

卒FIT後に何も対処しない場合

卒FIT後に売電を続けたい場合

一般送配電事業者と契約をしている場合、卒FIT後に何もせずにいると、余剰電力は対象エリアの電力会社が無料で引き取ることになります。

卒FIT後も売電を続けるには、新たに事業者と
買取契約継続の手続きをしなければなりません!

FIT期間満了後も契約が継続になっている場合は、同じ事業者が新たな単価で買い取ることになります。

多くの事業者から異なる買取単価が提示されるので、提供されているプランを比較してニーズに合うものを選びましょう!

卒FIT後の売電先を選ぶポイント

卒FIT後の売電先を選ぶポイント

新たな事業者を選ぶ際には、買取単価以外にも契約条件などしっかり確認することが大切です!

例えば、対象エリアの指定、事業者と電気やガスを契約している、指定の住宅メーカーに居住しているなどの契約条件もあります。

蓄電池の購入や指定料金プランに入っているなど
特定の条件付きで買取単価が上がる場合もあるため、事前に確認しておけばお得に選べます!

他にも支払い方法や口座へ振り込まれるタイミング、契約期間などもチェックしておくのがおすすめです。

オリジナルのポイント付与サービスがあるなど、事業者ごとに特長があるので、必ず比較して一番良いと思ったプランを選ぶようにしましょう!

市場連動型買い取りと
固定価格買い取りの違い

市場連動型買い取りは、JEPX(日本卸電力取引所)の取引価格に連動して買取単価が常に変動しています。

卒FIT買取の違い

市場価格によって買取単価が変わるのが、買取単価が固定されている固定価格買い取りとの大きな違いです。

取引価格によって、余剰電力は高く買われることもあれば安くなることもあります。

JEPXでの市場連動型の取り引きは、一般送配電事業者との契約などの条件があり個人での取引は難しくなっています。

2022年11月から始まったサービス「エネまかせ」は、電力を取りまとめて売電し、手数料を引いてから支払うシステムです。

市場連動型買い取りを利用する場合は、契約条件や買取価格の変動に注意深く対応し、必要に応じて複数の買取業者を比較検討することが重要です。

どこにも売電しないことも可能!
その場合の余剰電力の行方

ここまで卒FIT後もどこかの電力会社と契約して売電する方法を話してきました。

卒FIT後に自家浪費する

しかし、卒FIT後にどこの電力会社とも契約しないという選択肢もあります!

自家消費をメインにするなら、こうした選択も良いかもしれませんね。

ただ、その場合、
余った電気の行方はどうなるのでしょうか?

FIT制度では、電力会社は10年間、契約者が太陽光発電で発電した余剰電力を買い取る義務がありましたが…

卒FIT後は、
電力会社の買取義務はなくなります。

いずれかの電力会社と契約してない場合、使いきれなかった電力は送配電事業者に無償で引き取られることになってしまいます。

卒FIT後に売電する

したがって、もし、どこの電力会社とも売電契約を結ぶつもりがないのであれば、余剰電力を作らない工夫をするべきです。

  • 蓄電池を設置する
  • エコキュートを昼間に設定する
  • 電気自動車に充電する

せっかく作った電気を無駄なく消費できるようにしましょう!

結局、卒FIT後はどうすればいい?
3つの選択肢

3つの選択肢

結局のところ、固定価格買取制度が終わった後、太陽光発電システムをどう活用すればよいのでしょうか。

太陽光発電システムのオーナーとして、考えられる選択肢を3つ紹介します。

卒FIT後の選択肢
1:現在の電力会社に売電する
2:新たな電力会社に売電する
3:完全自家消費する

まずは1つ目の選択肢から紹介します!

選択肢1:現在の電力会社に売電する

売電

1つ目の選択肢は、現在売電している電力会社にそのまま売電することです。

経産省は、大手電力会社に対してFIT後も電力の買い取りを続ける他、売電契約の自由度を過度に縛らないこととしています。

少なくとも最初の買い取り契約については違約金を設けないことと定められました。

新しい売電先を決めるのが難しいのでしたら、まずは大手電力への売電を続けておき、その先のことをゆっくり考えるのが良いでしょう。

とくに新電力の高額FIT買い取りプランは契約条件、解約条件がついている可能性がありますので、ぜひ焦らずにチェックしてみてください。

選択肢2:新たな電力会社に売電する

新たな電力会社と契約

2つ目の選択肢は、
新たな電力会社と契約して売電することです。

再生可能エネルギーの需要を見込んで、卒FIT後の余剰電力買取に名乗りを上げている会社が増えてきています。

エリアによって異なりますが8円~11円/kWhの買取価格が一般的です。


選択肢3:完全自家消費する

太陽光発電の自家消費

3つ目の選択肢は、完全自家消費することです!

卒FIT買取価格はおよそ8円~11円/kWhと、電力会社から電気を買うときよりも安くなります。

卒FIT後は売電収入を得るのではなく蓄電池を導入し、発電した電力を完全自家消費することで電気代を節約するというのが1番お得な方法です!

蓄電池の導入費用はかかるものの、太陽光発電+蓄電池には災害時や停電時にも備えられるというメリットがあります。

この機会に、太陽光発電の使い方を変えてみるのも1つの選択肢といえるでしょう!

https://www.tainavi-battery.com/library/734/
https://www.tainavi-battery.com/library/839/

住宅用太陽光発電の「2019年問題」は卒FIT買取で解決!

住宅用太陽光発電の不安「2019年問題」とは

太陽光発電の2019年問題と言われていたのは、「固定価格の買取期間が終わったあと、太陽光発電の売電はどうなるのか」という問題です。

2009年から売電制度が始まった住宅用太陽光発電は、初期の高額な売電価格が注目され、とても多くの世帯に設置されました。

当時は設置費用がとても高かったので、売電価格が高くても元が取れるかという不安があったことでしょう。

そして、太陽光発電は10年を超えても動き続けるため、卒FIT後もずっとお得に使いたいのは当然ですよね。

卒FIT後の売電

ところが、2009年に太陽光発電を設置した人たちが10年間の売電期間を終える直前まで、FITの後の売電ができるかどうかもわかっていなかったのです。

こうしておよそ50万もの世帯が先行きの不安を抱えることになったのが、太陽光発電の2019年問題です。

しかし、今は卒FIT後の選択肢が沢山あるため、これから太陽光発電を導入する方も特に心配することはありません!

卒FIT後に完全自家消費する選択肢

また、太陽光発電システムが活躍できるのは売電だけではありません。

完全自家消費による、
電力の自給自足を目指すという選択肢

もあります!

もうすぐFITの適用が終わる方は、太陽光発電システムの使い方を改めて考えても良いかもしれませんね。

太陽光発電をつけてからのライフスタイルを振り返りながら、売電を続けるか自家消費するかを検討してみてください。