
電気料金の高騰や、FIT(余剰買取制度)の売電収入によるメリットなどから、家庭用太陽光発電をこれから導入しようと検討している方は多いのではないでしょうか。
家庭用太陽光発電はひと昔前に比べて格段に安く性能の良いものが導入できるようになったことや、ローンの活用もできることから、10年前、5年前と比べて高額な買い物ではなくなってきています。
また、近年家庭用太陽光発電とともに導入が進んでいるのが、発電した電力を自家消費できる「蓄電池」です。
もし、今から家庭用太陽光発電の導入をするのであれば、電気代の削減効果を高められる蓄電池とのセット導入がおすすめです。
実際にこの太陽光発電の一括見積もりサイト『タイナビ』に寄せられる相談のうち、2026年現在はほぼ9割以上の方が太陽光と蓄電池のセット見積もりを希望しています。
この記事では、そんな家庭用太陽光発電とともに蓄電池の導入を検討されている方向けに、価格相場やセット価格、補助金や助成金などの活用可否などについて、具体的な事例とともにわかりやすく解説いたします。

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・国や自治体の補助金が活用できるのであればしたい
・FIT期間終了後も買電量を減らしてかかる電気代をできる限り抑えたい
・電気代の値上げの影響を今後受けたくない、考えたくない
・自然災害などによる停電の影響を最小限に抑えたい
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家庭用太陽光発電と蓄電池の価格相場【ケース別】

家庭用太陽光発電と蓄電池を導入する際にはどれぐらいの費用感を見積もっておけば良いのでしょうか。
家庭用太陽光発電の導入にあたって比較すべきは、「太陽光発電や蓄電池の本体価格費用」と設置のための「工事費用」の2つを合算した価格です。
また、費用は以下の導入方法や、タイミングによっても相場が異なります。
- 家庭用太陽光発電のみの場合
- 太陽光発電と蓄電池をセットで導入する場合
- 既存の太陽光発電に蓄電池を後付けする場合
単純に価格だけを考えると、「太陽光発電のみ導入 < 蓄電池とセット導入 <既存の太陽光発電に蓄電池を導入」と蓄電池をつけた分、導入価格は高くなります。
そんなにお金に余裕がある訳ではないから、初期費用(導入費用)を抑えるために、今は太陽光発電だけにしておいて、後々余裕が出てきたら蓄電池の導入を検討する、というのが現実的かしら…?
でも…支払う電気代とかランニングコストを考えると蓄電池とセットの方がいいのかしら…。迷うわね。
家庭用の太陽光発電のみの導入に今は補助金や助成金を出す国や自治体もほとんどなくなってしまっているので、太陽光発電のみで導入するよりも蓄電池とセットで導入した方が初期費用(導入費用)もその後のランニングコストも安くなりやすく、おすすめですよ。
しかし、初期費用(導入費用)だけを見て決めるのはおすすめしません。
太陽光発電は長期間使用する設備のため、電気代などのランニングコストや補助金の活用も含め、多角的な視点で検討することが重要です。
それでは、それぞれの導入方法でどの程度費用が異なるのかを見ていきましょう。
家庭用太陽光発電のみの場合
家庭用太陽光発電のみを導入する場合の価格相場は、約75万円〜130万円程度(3kW〜5kW)が目安です。
発電機のメーカーや機種、発電容量(生み出せる電力の量)、設置工事費用などにより、大きく変動しますが、一般的には3kW〜5kWの設備を導入するケースが主流です。
実際に経済産業省の資料(令和6年度)によると、太陽光発電の導入費用は1kWあたり約25.5万円とされており、一般的な家庭で主流の3kW〜5kWを導入した場合、以下の価格帯になります。
また、過去数年と比較すると、導入費用は徐々に減少していることがわかります。
| 年度 | 太陽光発電導入 の平均費用相場 |
|---|---|
| 2024年度 | 25.5万円 / kW |
| 2023年度 | 28.8万円 / kW |
| 2022年度 | 26.9万円 / kW |
| 2021年度 | 27.7万円 / kW |
参考元:経済産業省『令和6年度以降の調達価格等に関する意見』
しかし、あくまでこれは国が出した全国的な家庭用太陽光発電の導入価格の統計データにすぎません。
実際には、家庭用太陽光発電は、お持ちの住宅のさまざまな諸条件に合わせて設置されます。「実際に自宅の場合はどうか」というのをご自身で見積もるのは難しいというのが実情です。
正確な費用を把握するには、一括見積もりなどを活用して自宅に合ったプランを確認することが重要です。
タイナビでは、独自の厳しい審査基準をクリアした優良施工業者の中から、最大5社まで一括見積もりを取得できます。
見積もりは無料で、無理な勧誘も一切ありませんので、ご自身の条件に合った適正価格を把握したい方は、ぜひご活用ください。
太陽光発電と蓄電池をセットで導入する場合
太陽光発電と蓄電池をセットで導入する場合の費用相場は、約150万円〜250万円程度が目安です。
※太陽光発電5kW+蓄電池6kWh〜10kWhの場合
太陽光パネルに加え、以下の蓄電池の本体価格や設置費用がかかります。
| 必要な費用 | 価格相場 |
|---|---|
| 蓄電池本体の購入 | 4kWh:56.4万円程度 8kWh:112.8万円程度 ※2023年度DER補助金の目標価格(設備費+工事費・据付費)14.1万円/kWhより算出 |
| 蓄電池の設置 | 20万円〜30万円程度 |
また、蓄電池とセットで導入する場合には、別々に導入するよりも工事費を抑えられるため、「セット割引」が適用されるケースも多く、初期費用が抑えられることが特徴です。
さらに、自治体によっては蓄電池とセットでの導入を対象とした補助金制度もあるため、条件を満たせば費用を大きく軽減できます。
たとえば、国の補助金では2.7万円〜3.7万円/kWの補助が受けられ、東京都では最大120万円(設置費用の3/4)の補助が用意されています。
※諸条件あり
その他にもさまざまな省庁、自治体が補助金を実施しているので、次の記事も合わせてご覧ください。
自治体によっても補助金額や条件が異なるので、「補助金を前提とした太陽光発電と蓄電池の導入」はタイナビの一括見積もりからご相談ください。
お住まいの自治体の補助金など適用できるものを含め、最適な提案をさせていただきます。
既存の太陽光発電に蓄電池を後付けする場合
既存の太陽光発電に蓄電池を後付けする場合の費用相場は、約70万円〜170万円程度が目安です。
蓄電池を単体で導入する場合は、「セット割引」などは適応されないため、次のような購入費用と設置費用が追加でかかってきます。
| 必要な費用 | 費用相場 |
|---|---|
| 蓄電池本体の購入 | 50万円〜140万円程度 |
| 蓄電池の設置 | 20万円〜30万円程度 |
一方で、「蓄電池のみの導入」に適応できる補助金も多いので、もうすでに自宅に太陽光発電を導入しているという方は、お住まいの自治体で補助金が実施されていないかを確認してみましょう。
また、FIT制度10年を過ぎてから蓄電池導入を検討されると、売電価格の低下と自家消費への切り替えの間に空白期間が生じてしまう可能性があります。
そのため、蓄電池を導入するのであればFIT制度の終了から1〜2年前のあたりに検討し始めるのがおすすめですよ。
タイナビでは、補助金申請の代行に対応している優良施工業者が多数登録されているため、蓄電池の後付けを検討している場合でも、初期費用を抑えて導入できます。
セット導入や蓄電池の後付けなど複数のパターンを検討している方もぜひ一括お見積もりフォームよりご相談ください。
補助金の適応も合わせて、どのような蓄電池の導入がメリットが大きいのかを情報提供いたします。
蓄電池に関する補助金については、次の記事で詳しく解説しておりますので、合わせてご覧ください。
太陽光発電と蓄電池のセット価格・値段が変わる要因
太陽光発電と蓄電池のセット価格は、同じメーカーの製品を選んだ場合でも、以下の要因によって変動します。
- 太陽光発電の容量(kW)
- 蓄電池の容量(kWh)
- パワーコンディショナの方式
- 停電時の給電方式
- 屋根形状・配線距離・分電盤など工事条件
見積もりの内訳を見ても「なぜこの金額になるのか分かりにくい」と感じる場合は、上記の要因を把握しておくことで、提示された価格の妥当性を判断しやすくなります。
太陽光発電の容量(kW)
一般的に設置する太陽光パネルの枚数が増えて発電容量が大きくなるほど、セット価格の総額は高くなります。
パネル本体の費用だけでなく、架台や接続する配線、設置工事にかかる人件費もあわせて増加することが要因です。
一方で、容量が大きいほど発電量も増え、自家消費できる電力が多くなるため、月々の電気代削減効果も比例して大きくなります。
実際の見積もりでは、屋根の広さや日当たりの条件によって設置可能な最大容量が決まるため、「大きければ良い」とは一概に言えません。
自宅の電気使用量と設置条件を照らし合わせ、初期費用の回収年数まで含めて容量を検討することが重要です。
蓄電池の容量(kWh)
蓄電池は容量が大きいほど多くの電力を蓄えられますが、その分本体価格も高くなるため、容量選びがセット価格に直結します。
家庭用蓄電池は、一般的に5〜15kWh程度が主流ですが、電気使用量が多い家庭や自給率を高めたい家庭では、大容量の製品が選ばれることもあります。
また、蓄電池の価格は容量だけでなく、以下の要素によっても変動します。
- メーカーごとの充放電効率
- サイクル寿命
- 保証年数
停電時にもエアコンやIH調理器などを使用したい場合は大容量が適していますが、必要以上に大きな容量を選ぶと初期費用を回収しきれない可能性もあります。
そのため、日常の電気使用量に見合った容量を選ぶことが重要です。
パワーコンディショナの方式

パワーコンディショナの方式は大きく以下の2種類に分かれており、セット価格や設置後の運用効率にも影響します。
| 項目 | 単機能型 | ハイブリッド型 |
|---|---|---|
| 構成 | 太陽光用と蓄電池用で別々に設置する | 1台で両方を制御できる |
| 本体価格 | 比較的安い | やや高い |
| 変換効率 | ややロスが発生しやすい | ロスがなく効率的 |
パワーコンディショナとは、太陽光パネルで発電した直流電力を家庭で使用できる交流電力に変換する機器です。
ハイブリッド型は、単機能型に比べて本体価格が高くなる傾向がありますが、直流から交流への変換ロスを抑え、電力の利用効率を高められるというメリットがあります。
一方、単機能型は、すでに太陽光発電を設置している家庭が蓄電池を後付けする際に選ばれることが多く、既存のパワーコンディショナを活用できるため、追加投資を抑えやすい点が特徴です。
そのため、新規でセット導入する場合はハイブリッド型、既存の太陽光発電に蓄電池を追加する場合は単機能型が、費用対効果の面で有利になりやすいと言えます。
停電時の給電方式
蓄電池の給電方式には「特定負荷型」と「全負荷型」の2種類があり、どちらを選ぶかで機器構成と工事費が変わります。
| 項目 | 特定負荷型 | 全負荷型 |
|---|---|---|
| 給電範囲 | 指定した回路のみに電気を供給できる | 家中のコンセントに電気を供給できる |
| 対応機器 | 100V対応の一般的な家電 | 200V対応の家電も使用可能 |
| 導入コスト | 約70万〜170万円程度 | 約170万〜230万円程 |
| 向いている家庭 | 必要最低限の電力を確保できれば十分な家庭 | 停電時も普段通りの生活をしたい家庭 |
特定負荷型は、停電時にあらかじめ指定した回路にだけ電気を供給する仕組みで、対応する機器や配線工事がシンプルなため、導入コストを抑えられます。
一方、全負荷型は停電時でも家中のコンセントに電気を供給できるため、平常時に近い生活を維持できます。
ただし、200V機器にも対応させるには専用の分電盤工事や対応機器が必要となり、設備費・工事費ともに特定負荷型より高額になる傾向があります。
停電時にどこまでの生活水準を維持したいかを明確にしたうえで、コストとのバランスを判断することが重要です。
屋根形状・配線距離・分電盤など工事条件
太陽光発電と蓄電池の価格は屋根形状・配線距離・分電盤などの工事条件によって数万円〜数十万円単位の差が生じることがあります。
| 工事費に影響する 主なポイント | 詳細 |
|---|---|
| 屋根の形状・傾斜 | 複雑なほど施工の手間が増え、費用が上がる |
| 屋根材の種類 | 施工方法が異なり、工事費に差が出る |
| 配線距離 | 長いほどケーブル量が増え、費用が上がる |
| 分電盤の状態 | 容量不足の場合は、交換が必要になる |
切妻屋根や片流れ屋根のようなシンプルな形状であればパネルの設置効率が良く、工事も比較的簡単です。
一方で、寄棟屋根や複雑な多面屋根の場合、パネルの配置に制約が出るだけでなく、足場の設置や施工の手間が増えるため工事費が上乗せされます。
また、太陽光パネルやパワーコンディショナから分電盤までの距離が長くなると、使用するケーブルの量が増え、配線工事費が追加されます。
さらに既存の分電盤の空きスペースや対応容量が不足している場合には、分電盤自体の交換が必要になることもあります。
工事費の内訳まで比較することで、適正価格かどうかを見極めやすくなります。
こうした工事条件は現地調査で初めて判明することが多いため、見積もり段階では概算と最終金額に差が出やすい部分です。
家庭用太陽光発電と蓄電池のセットでの導入がお得な理由

結論から言えば、太陽光発電と蓄電池は、導入する際にセットで購入した方が、別々に購入するよりも、次の理由から安くお得になる可能性があります。
- セット割引で導入総額を抑えやすい
- 電気代の削減や自家消費に役立つ
- 太陽光で発電した電気を効率よく使いやすい
- 補助金の対象になる場合がある
やっぱり今後のことを考えると、太陽光発電と蓄電池はセットで導入した方が良いのね。
はい。一概にすべてそうとは言えませんが、今から太陽光発電の導入を検討していく人にとっては、セットでの導入が価格的にも、タイミングとしてもメリットが大きいです。むしろ余程の理由がない限りセットで導入を検討した方が良いと言えます。
実際にタイナビでお見積もりいただく方の約9割以上がセットでの導入を希望されています。それぞれ詳しく見ていきましょう。
セット割引で導入総額を抑えやすい

太陽光発電と蓄電池をセットで購入すると、設置工事をまとめて行えるため、別々に工事を行うよりもトータルの費用が安くなります。
また、太陽光発電と蓄電池、それぞれのパワーコンディショナを1台にまとめられる省スペースも見逃せないポイントです。
後付けの場合のように、既存機器の交換や廃棄といった追加コストも発生しにくい点もメリットです。
さらに、セット導入を前提とした「セット割引」を用意している施工業者も多く、こうした割引を活用することで、導入総額をより抑えられる可能性があります。
電気代の削減や自家消費に役立つ
太陽光発電と蓄電池をセットで導入すると、電気代の削減効果を高めることが可能です。

太陽光発電は日中しか発電できず、発電した電気をそのままでは蓄えておくことができないため、夜間や悪天候時には電力会社から電気を購入する必要があります。
しかし、蓄電池をセットで導入することで、日中に発電した電気を蓄えておき、夜間や電力使用量の多い時間帯にも自家消費できるようになります。
電気事業連合会のデータによると、電力使用のピークは朝10時と夜19時となっており、特に夜は電力消費が大きい時間帯です。
※出典:日本の消費電力
そのため、日中に発電した電気を夜に活用できれば、電気代の削減効果をより高めることができます。

近年は電気料金の高騰が続いている一方で、FIT制度による売電価格は年々下がっており、売電よりも「自家消費」のメリットが大きくなっています。
例えば、売電価格が約10円/kWhであるのに対し、電力会社から購入する電気料金は30円/kWh以上となっており、自家消費の方が経済的です。
さらに、FIT制度終了後(卒FIT)を見据えても、発電した電気を蓄電池で活用することで、電気代の支出を抑えやすくなります。

このように、太陽光発電と蓄電池を組み合わせることで、電気代の削減だけでなく、将来的な電気料金の上昇リスクへの対策としても有効です。
太陽光で発電した電気を効率よく使いやすい
太陽光発電と蓄電池を同時に導入することで、発電した電気をより効率よく活用できるようになります。
別々に導入した場合、太陽光発電と蓄電池それぞれにパワーコンディショナが必要となり、電気の変換回数が増えることで「変換ロス」が発生しやすくなります。

その結果、一部の電力が無駄になってしまう可能性があります。
一方、セットで導入する場合は、太陽光発電と蓄電池を1台で制御できる「ハイブリッド型パワーコンディショナ」を採用できるため、電力の変換回数を減らし、ロスを最小限に抑えることが可能です。
また、以前は蓄電池を導入すると「ダブル発電」とみなされ、FIT制度の売電価格が下がるケースがありましたが、現在は制度が見直され、蓄電池を導入しても売電価格に不利になることはありません。
そのため、現在では太陽光発電と蓄電池を組み合わせることで、発電した電気を無駄なく活用しやすくなっています。
補助金の対象になる場合がある

近年、太陽光発電単体への補助金は減少していますが、蓄電池の導入に対する補助金は拡充傾向にあります。
特に以下のようなケースでは、補助金の対象となる可能性があり、初期費用を抑えることが可能です。
- すでに太陽光発電を設置している住宅に蓄電池を追加する場合
- 太陽光発電と蓄電池をセットで導入する場合
ただし、すべての蓄電池が補助金対象になるわけではなく、対象メーカーや機種、条件が定められているため注意が必要です。
主な対象メーカーには以下のようなものがあります。
- シャープ
- オムロン
- ニチコン
- 田淵産業
- 長州産業
- ハンファQセルズ
- その他(伊藤忠のスマートスターL、京セラ、カナディアンソーラー、ネクストエナジーも対象)
「自分のケースで補助金が使えるか分からない」という場合は、専門業者に確認することがおすすめです。
タイナビでは補助金対応の施工業者も多数登録されているため、見積もりとあわせて相談できます。
また、補助金の詳細については以下の記事でも詳しく解説していますので、あわせてご確認ください。
太陽光発電導入後に蓄電池を後付けするデメリット
「より電気代を削減したい」「停電や災害時などに備えたい」といった理由から、蓄電池を後付けするケースも少なくありません。
実際に、蓄電池を後付けした方にアンケートを実施したところ、「電気代削減を強化したかったから(25.00%)」が最も多く、次いで「停電対策を強化したかったから(22.22%)」という結果となりました。

このように、蓄電池の後付けは意図的に計画していたというよりも、導入後に必要性を実感して追加するケースが多いことがわかります。
一方で、「可能であれば最初から太陽光発電と蓄電池をセットで導入したかったか」という質問に対しては、「そう思う(45.00%)」と「ややそう思う(22.50%)」を合わせて約7割にのぼりました。

この結果からも、後付けという選択は一定の合理性がある一方で、結果的には「最初からセットで導入したほうがよかった」と感じる人が多いことがわかります。
ここからは、太陽光発電導入後に蓄電池を後付けするデメリット・注意点について紹介していきます。
- 広い設置スペースが必要になる
- 工事費や廃棄費用が余分にかかることがある
- 保証内容や機器の互換性を確認する必要がある
太陽光発電と蓄電池の導入を検討する際に後悔しないためにも、ぜひ参考にしてください。
広い設置スペースが必要になる

太陽光発電と蓄電池を別々に導入する場合、それぞれの設置スペースが必要となるため、より広いスペースの確保が必要になります。
スペースを確保していないと、住宅の一部を改造したり、設置場所の確保に手間や追加費用が発生する可能性もあります。
また、太陽光発電と蓄電池でそれぞれパワーコンディショナを設置する必要があるため、セット導入時(ハイブリッド型で1台に集約)と比べて、より多くのスペースを必要とします。
そのため、将来的に蓄電池の導入を検討している場合は、あらかじめ設置スペースを考慮しておくことが重要です。
工事費や廃棄費用が余分にかかることがある
太陽光発電と蓄電池を別々に導入する場合、工事費や廃棄費用が余分にかかる可能性があります。
まず、太陽光発電と蓄電池にはそれぞれパワーコンディショナが設置されるため、後から機器を1台にまとめる場合には、既存のパワーコンディショナの廃棄費用や手続きが発生します。
また、導入時期を分けると設置工事も2回必要になるため、1回でまとめて施工する場合と比べて工数が増え、その分工事費が高くなりやすい点にも注意が必要です。
そのため、トータルコストを抑えたい場合は、こうした追加費用も考慮したうえで導入方法を検討することが重要です。
保証内容や機器の互換性を確認する必要がある
ハイブリッドタイプの蓄電池を後から設置する場合は、保証期間にも注意が必要です。
太陽光発電と直接連携するハイブリッド蓄電池の場合、太陽光発電の残りの保証期間が先になくなってしまうケースもあるのです。
そのため、蓄電池を後付けする際は、保証内容や対応機種について複数の業者に確認し、比較検討することが重要です。
タイナビ利用すれば、複数の業者から提案を受けながら、保証内容や対応機器の違いを比較できるため、自分に合った導入方法を見つけやすくなります。
さらに、会社の信頼性を確認する独自の厳しい審査基準を設けており、無理な営業やしつこい勧誘の心配もないため、安心して活用できます。
太陽光発電と蓄電池のセット導入はなぜ選ばれる?【独自調査から導入者の声を紹介】
太陽光発電と蓄電池は、セットで同時に導入する方が圧倒的に多いのが実態です。
実際に、2023年〜2024年12月末時点までにタイナビ経由で太陽光発電を導入されたお客様のうち、88.8%が「太陽光+蓄電池のセット」を選択しています。
では、なぜこれほど多くの方がセット導入を選んでいるのでしょうか。
タイナビが太陽光発電と蓄電池を導入された方を対象に独自アンケート調査を実施したところ、以下の結果となりました。

最も多かったのが「発電した電気を効率的に使いたかった(22.96%)」という理由であり、従来の売電して収益を得るという考え方から、自家消費によって電気代を抑える方向へとニーズがシフトしていることがうかがえます。
また、「工事をまとめた方が安いと思った(20.00%)」に加え、「後から追加するより手間が少ない(12.59%)」「セット割引があった(9.63%)」といった回答を含めると、同時導入によるコスト削減や手間の軽減を重視する人は合計で約4割にのぼります。
この結果からも、「後付けよりもセット導入のほうが経済的かつ効率的」という認識が広く浸透しており、合理的な判断として選ばれていることがわかります。
実際に、セット導入をしてよかったと感じる点について調査したところ、「電気代の負担が減った(32.39%)」が最も多い結果となりました。

次いで「停電時の安心感がある(23.94%)」が続いており、日常のコスト削減と非常時への備えの両面でメリットを実感している人が多いことがわかります。
このように、太陽光発電と蓄電池のセット導入は、コスト・利便性・安心感といった複数の観点で高い満足度につながっていることが明らかになりました。
ここからは、「太陽光+蓄電池のセット導入」を選ぶ人が多い理由について詳しく解説していきます。
- 工事費や補助金を含めて総額を抑えやすいから
- 停電時にも電気を使える安心感があるから
- 電気代の負担を減らしやすいから
導入した方の声も交えながら解説していきますので、参考にしてみてください。
工事費や補助金を含めて総額を抑えやすいから

工事費や補助金を含めて総額を抑えやすい点も、 セット導入を選ぶ動機の一つとなっています。
実際にセット導入を選んだ方からは、以下のような声が寄せられています。
安くなるのでやった方が良い。(工事費用が一回で終わることや蓄電池セットで設置した時、補助金が出たため)
太陽光パネルの設置と蓄電池の設置を別々に依頼すると、足場代や人件費が二重にかかると聞きました。一度にまとめることで、工事費用を約15万円ほど抑えられ、自治体への補助金申請(環境省)などの煩雑な事務手続きもワンストップで完了できたため、非常に効率的でした。
※独自アンケート調査結果
注文住宅の建築と同時に検討したため、別々に発注して後から壁に穴を開け直したり配線をやり直したりする二度手間を避けたかったからです。一括で見積もりを取ることで太陽光パネル単体の導入よりも価格交渉がしやすく、住宅ローンに組み込めた点も大きなメリットでした。
※独自アンケート調査結果
太陽光発電と蓄電池を別々に導入するとそれぞれ工事費や設置費用がかかるため、セットで導入する方がトータルの費用を抑えやすいと感じました。販売店のセットプランや補助金が利用できたこともあり、個別導入よりもお得に設置できました。
※独自アンケート調査結果
太陽光発電と蓄電池を別々のタイミングで導入すると、足場の設置や人件費といった工事費用が二重に発生するケースがあります。
セットで一度に設置すれば、こうした重複コストを削減できるうえ、補助金申請などの事務手続きも一括で進められるため、費用面だけでなく手間の面でも大きなメリットがあります。
停電時にも電気を使える安心感があるから

蓄電池があれば災害や停電が発生しても最低限の電力を確保できるため、非常時の備えとしてセット導入を決めた方も多くいます。
停電時の予備電源とコスト削減、太陽光があればいつでも電気を作って蓄電池に貯めることができる。
停電などの非常時に、ストレスなくすごせる。
費用の回収は考えずに、緊急時の対応や日々の経費(電気代)が安くつくことで安心できることを考える方が良いと思います。
2018年9月に北海道で胆振東部地震が起こり私の地域もブラックアウトになりました。でも、蓄電池のおかけで冷蔵庫、冷凍庫、携帯の充電、テレビは使用でき本当に付けて良かったと思います。
※独自アンケート調査結果
自然災害などで万が一停電が発生した際でも、家族、特に子どもたちが不安にならずに過ごせる環境を整えたかったからです。
※独自アンケート調査結果
特に注目したいのが、北海道胆振東部地震による大規模停電(ブラックアウト)を実際に経験した方の声です。
停電という非常時でも、蓄電池があったことで普段に近い生活を維持できたという体験は、カタログの性能だけではわからない“実際の価値”を感じさせてくれます。
このように、停電時の安心感は単なるコスト面のメリットとは異なり、日々の暮らしや家族の安全を守るための大切な判断基準の一つです。
電気代の負担を減らしやすいから
太陽光発電と蓄電池をセットで導入することで、太陽光発電単体よりも電気代の削減効果を高められる点も、導入の大きな動機となっています。
自家消費や売電において最大の効果を期待できる。
日々電気代を気にしなくていいという安心感。
昼間の電気代を気にしなくなれる、深夜に洗濯機を回しても罪悪感なし。
1日の電気が太陽光と蓄電池でまかなえ、電気代の支払いがほぼなくなった。
※独自アンケート調査結果
電気代高騰の中、できるだけ節電したかったので、蓄電した電力をしようする方が金額を抑えられる。
※独自アンケート調査結果
発電した電気を貯めておけるので夏の間は電気代がほぼかかりません。むしろ売電でプラスなので、セット導入して良かったと思ってます。
※独自アンケート調査結果
導入後は月の電気代が以前の半分近くになり、家計の負担が軽くなったと実感しています。
※独自アンケート調査結果
太陽光発電だけでは、発電できるのは日中の時間帯に限られるため、夜間や天候の悪い日は電力会社から電気を購入する必要があります。
蓄電池をセットで導入すれば、日中に発電した余剰電力を蓄えて夜間に使用できるため、電力の自給率が大幅に向上します。
電気料金の高騰が続く中、「電気代をほぼゼロにできた」「売電でプラスになった」という声が寄せられていることからも、セット導入が家計に与える効果の大きさがうかがえます。
太陽光発電と蓄電池のセット導入と後付け導入では価格にどれくらい差が出る?【タイナビ事例】
ここからはタイナビでの実際の見積もりした事例をもとに、以下の3つのパターンから価格を比較します。
- 太陽光発電と蓄電池をセットで導入したケース
- 太陽光発電を先に導入し、後から蓄電池を追加したケース
- 補助金を活用して導入費用を抑えたケース
実際にどれくらいの価格差があるのか知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
太陽光発電と蓄電池をセットで導入したケース

同等の機種・条件で比較した場合、セット導入は後付け導入よりも約48万円(税込)安くなるという結果が出ています。
タイナビで実際にお見積もりをいただいた同等機種での比較は以下の通りです。
| 導入パターン | 合計 見積もり額 (税込) | うち取付 工事費用 (税抜) |
|---|---|---|
| 太陽光発電+蓄電池をセットで導入 | 258万円 | 39万円 |
| 太陽光発電を先に導入し、後から蓄電池を追加 | 306万円 | 48万円 |
| 差額 | -48万円 | -9万円 |
取付工事費だけでも約9万円(税抜)の差が生じており、別々に導入すると足場代や人件費が二重にかかるため、工事費においても明確なコスト差が発生します。
さらに、機器本体の価格交渉やセット割引なども含めると、トータルで約50万円近い差額になるケースがあるのです。
もちろん、選ぶメーカーや機種、住宅の工事条件によって差額の幅は変動しますが、「セット導入の方が安くなる」という傾向は多くの見積もり事例で共通しています。
太陽光発電を先に導入し、後から蓄電池を追加したケース

太陽光発電を先に設置し、後から蓄電池を追加する後付けパターンでは、合計見積もり額が306万円(税込)となりました。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 合計見積もり額(税込) | 306万円 |
| うち取付工事費用(税抜) | 48万円 |
後付けの場合、既設の太陽光発電システムとの接続工事や、パワーコンディショナの交換・追加が発生する場合もあります。
こうした追加工事の積み重ねが、セット導入との間に48万円という価格差を生む要因です。
また、後付けの場合は、別の業者に依頼することもあるため、既存の機器との相性や保証内容をあらためて確認する必要があります。
費用だけでなく手続きの負担も踏まえると、これから導入を考えている方は、セットで同時に導入するほうがスムーズで合理的な選択といえます。
補助金を活用して導入費用を抑えたケース
セット導入によるコスト削減に加え、国や自治体の補助金を活用することで、初期費用をさらに大幅に抑えることが可能です。
タイナビで実際に補助金を活用してセット導入された方の事例を紹介します。
| メーカー名 | 太陽光発電 の容量 | 蓄電池 の容量 | 設置費用 |
|---|---|---|---|
| エクソル | 7kW | 10kWh | 約160万円 |
| 長州産業 | 4.5kW | 12kWh | 約64.5万円 |
| ネクストエナジー 住友電工 | 6kW | 12kWh | 約59万円 |
セット導入の事例(258万円)と比較すると、補助金を活用することで100万円以上の差が生じているケースもあることがわかります。
特に、長州産業やネクストエナジー+住友電工の事例では、設置費用が60万円前後にまで抑えられており、補助金の効果の大きさが際立っています。
ただし、補助金は申請時期や自治体によって対象条件や支給額が異なるうえ、予算上限に達し次第終了するケースも少なくありません。
そのため、補助金を最大限に活用するためにも、検討段階で早めに見積もりを取り、利用可能な制度を確認しておくことが重要です。
補助金の申請サポートに対応した優良な施工業者が多数登録されています。
一括査定は無料で利用できるため、「補助金でどれくらいお得になるのか知りたい」という方も、気軽にご活用ください。
太陽光発電と蓄電池の価格を安く抑える方法
太陽光発電と蓄電池は今現在はセット導入を検討した方がお得ですが、よりお得にしていくために押さえておくべきポイントが次の2点です。
- 各家庭に適した発電量が出せるものを選ぶ
- 複数社の一括見積もりを利用する
それぞれ分かりやすくポイントを解説していきます。
各家庭に適した発電量が出せるものを選ぶ

太陽光発電と蓄電池をセットで導入する場合は、太陽光発電の発電量に蓄電池の容量を合わせるのが、より無駄なくお得に活用するポイントです。
たとえば、3KWの発電容量の太陽光発電の場合、天候など諸条件によって変動しますが、1日あたり平均で9KWh程度の電気を発電することが可能です。
この時蓄電池の容量が発生した電力量よりも小さいと、その分発電した電気が無駄になってしまうのです。
そのため、少なくとも太陽光発電で作れる電力量よりも大きい蓄電池容量のものを選ぶ必要があります。
容量が大きすぎてダメなことはありませんが、容量がオーバースペックすぎると、それだけ初期費用もかかりますし、メンテナンス費用なども考えると長期的にみて損につながります。
また、容量が自宅の太陽光発電に対して大きく、高額になりすぎると、補助金がもらえる条件に満足しないリスクも出てくるので、おすすめしません。
太陽光発電で発電できる電力をカバーできるちょうど良い容量の蓄電池がおすすめです。
複数社の一括見積もりを利用する

太陽光発電と蓄電池をセットで導入するしないに限らず、複数社の見積もりをとって比較することは重要です。
日本メーカーよりも海外メーカーの方が性能がよく、高いコストパフォーマンスを発揮してくれる可能性も十分あるのです。
何より、導入する住宅の状態や置かれた環境・エリアによって適した太陽光発電と蓄電池の仕様は変わってくるのです。
たとえば、豪雪地帯で普通の太陽光発電を導入したら、積雪により壊れてしまいやすくなります。
そういった場合には、ある程度の積雪に耐えられる仕様の太陽光発電にしなければ機能しなくなってしまいます。
実際に複数社見積もって初めてわかることも多かったり、セット割などキャンペーンを実施していたりで、よりお得に導入できる確率が上がるので、太陽光発電と蓄電池の導入を検討しているのであれば複数社の見積もりは必ず取るようにしましょう。
業者を選ぶポイントについては、次の記事にて詳しく解説しているので、合わせてご覧ください。
太陽光発電と蓄電池のセット価格の一括見積もりならタイナビ!
太陽光発電と蓄電池の導入費用を少しでも抑えたい場合は、複数の業者から見積もりを取り、比較することが重要です。
セット導入は後付けと比べて約50万円程度コストを抑えられるケースもあり、さらに補助金を活用すれば初期費用を大幅に軽減できます。
ただし、同じセット導入でも、業者によって機器の仕入れ価格や工事費用に差があるため、1社だけの見積もりで判断するのはリスクがあります。
タイナビの一括見積もりでは、最大5社の見積もりを無料で比較でき、業者ごとの価格差や提案内容を把握することが可能です。
また、太陽光発電のみ・蓄電池とのセットのどちらにも対応しているため、複数の導入パターンを比較しながら検討しやすい点も魅力です。
さらに、補助金の申請サポートに対応した業者も多く、活用できる制度の見落としを防ぎながら、初期費用を抑えることができます。
見積もりは無料ですので、まずは価格を比較するところから始めてみてください。




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