太陽光発電システムの設置を行なう際に考える必要がある事の一つとして、処分や移設の問題です。実際に10年20年と活躍してくれた太陽光発電システムはいずれ撤去や処分が必要になってくるでしょう。また、引越しなどで再設置をする際の費用なども考える必要があります。
 
ここでは、そんな「撤去費用」や「処分費用」また、再設置を行なう際の費用などについて紹介していきたいと思います。

太陽光発電システムの撤去費用はいくら?

太陽光発電システムの撤去に関しては2つがあります。
1つは建物と一緒に解体を行なう場合、2つ目は太陽光発電システムのみを撤去する場合になります。
 
建物と一緒に撤去を行なう際は、費用として他の廃棄物と一緒に処分してもらえるので、5万円前後プラスでの撤去と処分が相場といったところです。

太陽光発電システムのみの撤去と処分の費用

もう1つの太陽光発電システムのみの撤去の場合の費用は、屋根から太陽光パネルを降ろす費用、架台を取り外すなどの工事費と、それを処分する処分費用が必要になります。
 
取り外しを行なう工事費は、設置した時と同額掛かるものと思ってもいいでしょう。設置の際と同様に、足場などを組んで行なう場合は、20万円程度は掛かるものだと認識してください。
 
処分の費用に関しては、1枚18kg以下の結晶太陽光パネルであれば、1200円で回収再資源化サービスを受ける事が可能です。例えば、20枚設置しているのであれば、24000円くらいの処分費用が発生します。リサイクルなどで回収してもらえる場合もありますが、ペイすることが可能なほどではありません。
運搬費用も合せて考えると、全部で25万円前後の費用は予想しておくといいでしょう。
 
また、20年後には太陽光パネルなどの再生可能エネルギーの産業廃棄物は今よりも断然多くなっている事が予想されます。処分の方法もまた、違ったものになっている事なども視野に入れておく必要がありますね。

移設する場合の撤去費用はどのくらい?

初めに施工業者などとの話し合いでも、こういった再設置の話をしておくといいでしょう。実際に再設置を行なう際の金額を知っておくことでリフォームや、引っ越しなどの際にもスムーズに同じ施工業者で行なうことができます。
 
基本的には、取り外してそのまま使えるものばかりですが、撤去費用はかかります。
引っ越しを行なう際には屋根の形状が変わる可能性がありますので、その際には架台が変更になる事もありますし、移転の場合は人件費も10万円程度見ておくといいでしょう。

移設する時の再設置費用はどのくらい必要なのか?

引っ越しで再設置を行なう際には、1kw辺り10万円を想定しましょう。また、家屋が太陽光発電に向いているのか否かも確認しておく必要があります。
 
撤去費用同様に、足場、架台などの新設、ケーブルの新品交換、取り外した家の修繕費(屋根、パワコン、接続箱の跡など)、太陽光発電システムの機器の運送料なども必要になってきます。これは電気工事費を抜いたものなので、電気工事費を含むと約40万円前後と思っておくといいでしょう。また、建て替えやリフォームを行なうのであれば、引っ越し時と同様の費用を想定しておく必要があります。
 
家のリフォームなどでの再設置では、形状が変わり、架台や太陽光パネルの形なども変わる可能性がありますので、多く計算をしておく必要もありますね。
 
太陽光発電システムの再設置などを検討される方もいらっしゃると思いますが、場所や物によっては撤去費用や処分料で済ませた方が安くなる場合もあります。そういった場合も考え、信頼のおける施工業者との契約をしておく事が最も大事なことだと言えます。