太陽光発電は二酸化炭素などの有害物質を出さないクリーンエネルギーとしても注目を集める発電方法ですが、稼働において全くトラブルが無いものなのかと言うと、それは違います。
 
直流電力を交流電力に変換するためのパワーコンディショナが稼働する際に、周辺に騒音問題を起こす可能性があります。
 
実際のパワコンの騒音事例と対策なども紹介していきましょう。

産業用太陽光発電システムのパワコン騒音事例

産業用太陽光発電システム(大型システム)でのパワコンの騒音として、51デシベルの周波数によって近隣の住民の方が悩まされていると言う事例があります。
出力が1000kw以上にもなるメガソーラーなどでは、パワーコンディショナ自体が大型なものになり、複数使用しなければなりません。
 
パワーコンディショナ本体の稼働はもちろん、冷却する空調設備などから出る音も含めると、70デシベルを超えてしまうこともあります。
 
こういった場合、周辺住民とのトラブルになる可能性もあり、訴訟などになる前に騒音トラブルの対策を取る必要があると言えます。

産業用太陽光発電システムのパワコン騒音対策とは?

周波数が多くなると、高周波のモスキート音が問題になってきます。
 
太陽光発電システムの場合、日中の稼働で夜間にモスキート音で近隣に迷惑を掛ける事はないですが、やはり周辺住民の方は産業用太陽光発電システムという面で見てもシビアに対策を求められることもあるでしょう。
 
モスキート音の対策として、防音壁が有効です。実際工事現場などで使用される様なものから、箱型のものまで様々ですが、嫌なモスキート音をなるべく少なくするのに効果があります。
 
モスキート音は高齢者になるにつれて聞こえにくくなる為、出来るだけ高周波を抑える事で周辺への騒音も減るでしょう。

住宅用太陽光発電のパワコン騒音事例を紹介

では、住宅用のパワコンでは騒音事例はないのかと言えばあります。屋外の場合よほど閑静な住宅街であったり、パワコンの真横にお隣の窓で開閉が多い場所でというのであれば、騒音トラブルになる可能性もありますが、今回は屋内の騒音事例を紹介します。
 
屋内に設置するパワコンの場合、稼働時の周波数は40デシベルと、エアコンの室外機と同様の音がします。マイコン制御している間など、非常に高い音が出るため、不快な思いをする方もいらっしゃいます。
 
パワコンの場所にもよりますねが廊下などの常に人が居ない場所の場合は、モスキート音もそんなに気にはならないでしょう。しかし、リビングやキッチンなどは常に人がいる場所なので、音が気になる可能性があります。

住宅用太陽光発電システムのパワコン騒音対策を紹介

パワコンを屋内に置く事は、メンテナンス面から見てもメリットが大きいでしょう。音を感じやすいのも年齢層が若年層になります。稼働時間も日中なので、どこまで許容範囲を広げるかという事も大切です。
 
40デシベルの音を気にするからと太陽光発電システムを取りやめる事になると大赤字になってしまいます。
対策として、屋外に設置することで音を感じずに生活が出来ますが、当然屋外に設置してある分、室内よりも環境が悪い為、故障率は高くなります。
 
ただ日射量の多い季節では、パワコンは明け方から夕方まで稼働している状態になります。また、屋内タイプのパワコンなら、設置する場所を変えるだけでも気にならなくなります。日中に在宅しない家庭なら、大きな問題ではないかもしれません。
 
もし、気になって仕方がないと言うような事ならば、産業用太陽光発電などで使われている防音壁の住宅用太陽光発電用なども販売されていますので、検討されるといいでしょう。
 
産業用太陽光発電、住宅用太陽光発電共にパワコンの騒音事例がある事は事実ですが、実際に気にされる方は非常に少ない事も覚えておく必要があります。
施工販売店によっては、実際に稼働しているパワコンを確認させてくれますので、施工販売店に確認してみても良いかもしれません。