自宅で電気を作って、電気代を節約しようという動きが広がっています。太陽光発電パネルの導入を考えはじめた人も多いのではないでしょうか。

太陽光発電システムで国内シェア1位を誇るのがシャープです。シャープの太陽光発電パネルには、種類が豊富だという特徴があります。

ここでは、シャープが提供する太陽光パネルの特徴や価格について、わかりやすく紹介します。

シャープの概要

シャープは、国内はもちろん世界的にも広く知られた電機メーカーです。シャープ製の家電を買ったことのある人も少なくないでしょう。太陽光発電のジャンルにおいても、多くの実績を残しています。

シャープがはじめて太陽電池の開発に着手したのは、1959年のことでした。1994年には、住宅用太陽光発電システム「SUNVISTA/サンビスタ」の販売を始めています。全国の販売店との緊密な提携もあって、太陽光発電のシェアで1位を占めるまでになったのです。

世界的に見ても、その2割ほどがシャープ製といわれるほど広く普及しています。それだけに、2016年に台湾の鴻海(ホンハイ)グループの傘下に入ったことは、大きなニュースになりました。

シャープの太陽光パネルに関する実績

シャープは、50年ほど前から太陽光パネルに携わっている、実績のある老舗です。過去には、太陽光発電システムの価格が低下したために業績不振に陥った時期もありました。しかし、他社の高性能太陽光パネルをOEM販売することで需要を得て、復活を遂げています。

OEMの対象となったのは、このジャンルのトップリーダーであるアメリカのサンパワー社です。太陽光パネル性能を表す変換効率において、常に記録を更新し続けている超有名企業なので、その名を聞いたことのある人もいるでしょう。

一方、シャープ自身も自社製品の改良に努めたことで、サンパワー製パネルのみに頼る必要はなくなりました。それ以来、自社工場で製造している高性能パネル「ブラックソーラー」を主力製品に位置づけて、開発を進めています。

シャープ太陽光パネルの代表機種はブラックソーラー

シャープの太陽光パネルの特徴として、大変バリエーション豊富なことが挙げられます。そもそも、太陽光パネルはさまざまな形状の屋根に設置するものなので、完全オーダーメイド商品といえるでしょう。

そのため、パネルの種類が豊富なのは大きな強みになるのです。主力製品はブラックソーラー(BLACK SOLAR)で、変換効率が高いのはもちろんのこと、積雪の多い地域にも対応しています。代表機種は「NQ-256AF」です。

一方、サンパワー製OEM製品の代表機種は「NB-245AB」となります。東芝製の250Wパネルから、ランクを下げた機種と考えれば良いでしょう。

シャープ太陽光パネルの主な特徴!美観と高効率がポイント

太陽光パネルでは、太陽光を電気に変換する比率が高いほど高性能です。この比率を変換効率といいます。アメリカのサンパワー製「NB-245AB」は、シャープの太陽光パネルよりも高い変換効率を持っています。

一時は安値で取引されていた経緯があり、これがシャープの復活に貢献したと考えられているのです。2014年以降は、自社製品ブラックソーラーの効率を向上するための改良が行われ、2015年のNQシリーズからは見劣りしない性能となっています。こうして、自社製品も主力に加えられるようになりました。

ブラックソーラーの最大の特徴は、電極を裏側に配置したことにあります。見た目がすっきりするだけでなく、表面に電極がない分だけ多くの太陽光を受けられます。これによって、美観と高効率の両方を実現することに成功したのです。

シャープ太陽光パネルのメリット・デメリット

これまでシャープは、海外メーカーの協力を得ながら広いニーズに対応してきました。そんなシャープの太陽光パネルには、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。注意点も踏まえながら詳しくみていきましょう。

メリット

シャープの太陽光パネルは、種類がとても豊富です。自社製品だけでなく、OEM品も幅広く手掛けているためです。そもそも、太陽光パネルは使われる素材によって、大きくシリコン系と化合物系に分けられます。

日本の住宅用パネルで広く流通しているのはシリコン系です。シリコン(ケイ素)という鉱物を薄く切り出して並べた製品で、その代表的なものに多結晶パネルと単結晶パネルがあります。

単結晶パネルでは、1枚の板状になったシリコンを使うため高い性能を確保できます。ただし、価格も高めになりがちです。日本の住宅用太陽光パネルでは、単結晶パネルが好まれます。

一方、単結晶パネルを作る過程で生成される細かなシリコンをつなぎ合わせて、1枚に合成したものが多結晶パネルです。コストパフォーマンスが良いため、産業用に利用されることが少なくありません。

また、ブラックソーラーのように、電極を裏側に付けたものをバックコンタクトといいます。

シャープのラインナップは、多結晶パネルと単結晶パネルの両方をカバーしており、バックコンタクトにも対応しています。種類が豊富なので、選択肢が広がるのがメリットといえるでしょう。

デメリット

パネルの種類が多いことはメリットですが、それが逆にデメリットにもつながります。種類が多いと変換効率にも幅が出てくるため、消費者にとってはどれを選べばよいのか分かりにくくなりがちです。

住宅の屋根は形状が多様なので、最もマッチしたシステムを選ぶのは、知識のない素人には容易なことではありません。

シャープ太陽光パネルの価格帯と相場は?

ここでは、シャープの太陽光パネルについて、おおよその価格帯や相場をみていきます。ただし、シャープはモデルチェンジが早いので、価格の推移を見るのが難しいことに注意しましょう。

太陽光パネルは、1kWあたりの価格(kW単価)で表示されるのが一般的です。ブラックソーラー「NQ-256AF」の場合は33万円/kW程度、「NB-245AB」なら35万円/kW程度と考えて良いでしょう。

一方、太陽光発電システム全体でどれくらいの発電量が得られるのかを示すのが設置容量です。たとえば、「NQ-256AF」なら12枚設置することで設置容量約3.07kWが得られると考えられます。この場合の価格相場は、113万円程度です。

また、ブラックソーラーを24枚使うと設置容量は約6.14kWとなり、184万円程度かかるでしょう。

シャープ太陽光パネルの保証はモジュール出力20年!

太陽光パネルは長期間使用するものなので、保証システムは非常に重要です。高温でパネルにヒビが入ったり鳥のフンで汚れたりすると、変換効率が低下しやすくなるためです。

シャープの太陽光パネルの場合、基本的に無償の保証期間は10年です。しかし、有料で15年に延長できるオプション「まるごと15年保証」が使えます。また、ブラックソーラーを住宅に設置した場合は、モジュール出力保証20年と周辺システム機器の15年保証を無償で利用できます。

保証を受けるには適切な施工と使い方をすることが条件になりますが、太陽光発電システムの設置後1カ月以内に保証の申し込みをしなくてはならない点にも注意しましょう。 基本的には、設置したお店が詳しく対応できます。

シャープ太陽光パネルの口コミや評判は?

ここでは、気になるシャープ太陽光パネルの口コミや評判を紹介します。「機器保証期間が15年と長いので安心」という意見や「Webモニタリングサービスが無料なのが良い」という声が多く聞かれました。

Webモニタリングサービスとは、自宅に設置した太陽光パネルの発電量やその低下、および近隣の太陽光パネルとのデータ比較などを、専門家によって随時モニタリングしてもらえるサービスです。プロによるチェックが無料で受けられるのは大きな安心でしょう。

また、「カラー液晶モニターの種類が他メーカーよりも多い」という口コミもみられました。

一方、太陽光発電システムに欠かせないパワーコンディショナーが、屋外だけでなく屋内に設置できることを評価する意見もありました。設置場所の選択肢が広がるのは大きなメリットといえるでしょう。

シャープの太陽光パネルは国内シェア1位で選択肢が多い!

シャープは太陽光発電システムの歴史が長い実績のあるメーカーです。太陽光パネルの種類が多く、選択肢の幅が広いのが特徴といえるでしょう。とはいえ、完全オーダーメイドの太陽光発電は、設置条件が一様ではありません。

最適なシステムがどれなのかを、メーカーだけで決めることはできません。専門家に実際に現地を見てもらって、見積もりを出してもらう必要があるでしょう。見積もりは、複数の会社から取るのが基本です。

「タイナビ」は、太陽光発電システムの施工について、複数の会社から一括見積もりが取れるサイトです。一括見積もりを使えば、自分でいちいちコンタクトを取る手間が省けます。

初めから適正な見積もりを出してもらえるため、契約までの流れが早いのもメリットです。10 kW未満の住宅用太陽光発電の一括見積もりは「タイナビ」を、10 kW以上の産業用太陽光発電の一括見積もりなら「タイナビNEXT」を利用してみてはいかがでしょうか。

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