太陽光発電への関心が高まっており、住宅や非住宅用の太陽光パネルを導入しようと考えている人が増えています。しかし、太陽光パネルは決して安い買い物ではありません。後悔しないためにも、さまざまな製品について調べ、知識を整理しておくことが大切です。
この記事では、トリナソーラーの概要や製品の特徴について解説していきます。この記事を参考にして、他メーカーの製品と比較などに役立ててください。
太陽光発電メーカー・トリナソーラーとは?
「トリナソーラー」は、太陽光発電の分野ではリーディングカンパニーといえる中国の企業です。平成9年(1997年)に創業し、本社を中国・江蘇省常州にかまえており、約100ヶ国に製品を販売しています。
米国カリフォルニア州サンノゼに北米本部、スイス・チューリヒに欧州本部を設置するなど、世界各地でビジネスを展開する巨大グローバル企業です。
国際機関「World Economic Forum(世界経済フォーラム)」でも「First PV Industry Shaper(最高のPV業界主導者)」と評価されるなど、世界中から高い信頼を集めています。
太陽光パネルに関するトリナソーラーの実績
トリナソーラーは2014年に出荷量が世界一になるなど、太陽光発電のマーケットで高い実績をあげています。また、太陽電池モジュールの出荷累計が累計32GW(ギガワット)を超える規模に達し、世界シェアの10%以上を占めています。(2017年末)
「2016年新エネルギー企業世界上位500社」の第19位を獲得するなど、事実上世界最大の太陽電池モジュールのサプライヤーとなっています。
トリナソーラー太陽光パネルの代表的な機種・シリーズ
トリナソーラーはさまざまな特徴をもつ製品をラインアップしています。
「DC80.08 クアッドマックスモジュール」は、住宅での設置に適した単結晶パネルです。
「DC05A Honey M モジュール」も同様に単結晶パネルですが、大きめのサイズです。
「PDG5フレームレス両面ガラスモジュール」は耐火性や耐久性を高めた製品です。
また、多結晶パネルの「PC05A Honey モジュール」も用意されており、産業用に適しています。
トリナソーラー太陽光パネルの代表機種の特徴とは?
トリナソーラーの技術力を集約した製品が「DUOMAX」シリーズです。高い効率と高出力が特徴です。
また、30種類以上の品質試験を設けており、信頼性を高めています。
「DUOMAX60セルモジュール」は、倍強度両面ガラス構造を採用しており、高い耐久性と変換効率を実現したモデルです。標準のモジュールと比較すると、耐用年数期間の発電を25%増加することに成功しています。
温室やカーポートに設置しても高いパフォーマンスが期待できます。「DUOMAX72セルモジュール」は、両面ガラス設計に加えて画期的なフレームレス構造を採用していることが大きな特徴です。
気候条件が過酷な場所でも高い性能を発揮するため、ルーフトップや地上設置、対規模太陽光発電などに対応します。
トリナソーラー製太陽光パネルのメリット・デメリット
太陽光パネルには必ずメリットとデメリット両方があります。
製品を選ぶ際には、それらをあらかじめ把握しておくことが大切です。ここではトリナソーラー製の太陽光パネルについて、メリット・デメリットをそれぞれ整理していきます。
トリナソーラー製太陽光パネルのメリット
トリナソーラー製の太陽光パネルは、コストパフォーマンスの高さが最大のメリットです。初期導入コストを抑えたい場合は、多結晶パネルが有利になります。しかし、その分変換効率は低下してしまいます。
「PC05A Honey モジュール」などは非常に高い変換効率を実現しています。例えば多結晶セルの「TSM-260PC05A」は15.9%、「TSM-255PC05A」は15.6%という数字です。
また、トリナソーラーの製品は周辺機器に日本国内メーカー勢が用いられていることも大きな特徴です。例えば、日本の住宅用製品のパワーコントローラーには「オムロン」製が使用されています。国産製品にこだわりたいユーザーでも安心して利用することができます。
トリナソーラー製太陽光パネルのデメリット
価格や性能では非常に多くの優位性を持つトリナソーラー製の太陽光パネルですが、中国メーカーということに不安を感じる人もいます。
国産の製品と比較して劣っているということは全くありませんが、生産国のブランド性を重視する方にはデメリットと捉えられる可能性があります。
トリナソーラー製太陽光パネルの価格相場
トリナソーラー製の太陽光パネルの価格相場は、全てオープン価格です。
価格は変動する可能性があるため、常に最新の情報を確認しておくことが必要です。
適正価格で購入するためには、見積もりサイトに依頼して相場を把握しましょう。
タイナビの見積もり平均額だと、トリナソーラーの太陽光パネルの相場は、約22~26.5万円/kWです。(2024年時点)
トリナソーラー製太陽光パネルの保証内容
過酷な環境で長期間使用する太陽光パネルは、保証内容も大切な要素です。トリナソーラーは製品に応じてさまざまな保証を用意しています。住宅用の場合、モジュールはもちろん周辺機器についても10年間のシステム保証がついています。
万が一モジュールに破損や故障があった場合でも、無償で修理や交換をしてもらうことができます。
住宅用太陽光発電システムパッケージも、モニターセット以外は同様です。ただし、修理などの際に発生した工事費については保証の適応外であるため、事前に確認が必要です。
また、トリナソーラー製のすべてのモジュールに対して、25年または30年の出力保証がついていることも大きな特徴のひとつです。単結晶パネルの場合は25年目に80.18%、多結晶パネルは25年目に80.7%の出力が保証されます。
トリナソーラー製太陽光パネルの評価や口コミ
太陽光パネルの購入を検討しているのであれば、実際の利用者の評判や口コミをチェックしてみることも大切です。実際に使用してみないとわからない部分が多いからです。
- 価格が安いことが魅力でした。
- 中国製ということで迷いましたが、世界有数のメーカーなので安心しました。
- 雨天でも発電できるほどの高性能です。
国産メーカーに劣らない性能と、安い価格を評価する声が目立ちました。住宅用や産業用など、さまざまな用途に対応できる柔軟性も評価されているようです。
おおむね満足しているという声がほとんどでしたが、サービスの一部が有料であることには確認が必要なようです。
トリナソーラーの太陽光発電を見積もりするならタイナビへ!
このように、トリナソーラーは世界有数の販売実績をほこる業界のリーディングカンパニーです。高効率と低価格を両立しており、これから太陽光パネルの導入を考えているのであれば、ぜひ候補にしたいメーカーのひとつです。
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その他の太陽光発電主要メーカーを見てみる
国内主要メーカー
- シャープ(SHARP)
- 京セラ(KYOCERA)
- パナソニック(PANASONIC)
- 東芝(TOSHIBA)
- 三菱電機(MITSUBISHI ELECTRIC)
- ソーラーフロンティア(SOLAR FRONTIER)
- フジプレアム(FUJI PREAM)
- ホンダソルテック(HONDA SOLTEC)
- ソラキューブ(SOLA CUBE)
- ループ(Looop)
- 長州産業(CIC)
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