住宅用太陽光パネルの市場において、三菱は長期運用できるようなパネル作りを目指して開発を続けてきた老舗のメーカーです。パネルの長期運用を実現するために、どのような施策を行っているのでしょうか。そして、価格帯はどのあたりに設定されているのでしょうか。

今回は、三菱の太陽光パネルの特徴や価格について解説していきます。

三菱太陽光パネルの概要

1974年から太陽電池の開発、研究を行ってきた三菱は、1996年に住宅用の太陽光パネルの販売を開始しました。日本で初めて住宅用の太陽光パネルが発売されたのが1993年のことなので、早い時期から市場に参加してきた老舗メーカーだといえるでしょう。

三菱では、太陽電池モジュールからパワーコンディショナーまで、すべてのパーツを国内で生産しています。パワーコンディショナーの変換効率の高さには定評があり、停電時に使用できる電気の量が多いのが特徴です。耐久性を重視したパネルを作り続けている、堅実な印象の強いメーカーだといえるでしょう。

三菱の太陽光パネルに関する実績

三菱の太陽光パネルは、国内生産の「ダイヤモンドソーラー」というブランドを掲げて堅実に展開してきました。パネルの発電効率はあまり高いとはいえないものの、「生涯発電力」をコンセプトに、耐久性の高いパネルの開発を進めてきたのです。

太陽光から得た直流の電気を交流に変換するパワーコンディショナーの効率の点で、三菱のパネルは特に高い実績を誇っています。パワーコンディショナーの変換効率は、他のメーカーの平均が95.5%程度なのに対して、三菱は98.0%程度だとされています。

マルチルーフシリーズは三菱太陽光パネルの代表機種

三菱の太陽光発電システムの代表機種がマルチルーフシリーズです。マルチルーフシリーズでは、PV-MA2500NとPV-MA2200K、PV-MA2450Mの3つが主な機種となっています。発電効率が低いという欠点はありますが、三菱の掲げるコンセプトに忠実に、耐久性を追求している製品群だといえるでしょう。

三菱太陽光パネル・マルチルーフシリーズの特徴!どんな屋根にも対応可能

三菱の代表機種、マルチルーフシリーズはパネル形状の種類が豊富だという特徴があります。台形やハーフサイズ、スリムサイズなどのさまざまな形状のパネルがあるので、複雑な形の屋根であっても効率的にパネルを配置できるのが強みだといえるでしょう。

また、公称出力以上の出力を保証する「プラストレランス基準」を設けたり、安定して長期運用できるようにパネル構造を工夫したりしています。マルチルーフシリーズでは、これらの方策によって20年、30年の運用を前提とした「生涯発電力」の実現を目指しているのです。

三菱太陽光パネルのメリット・デメリットは?

三菱の太陽光パネルには、耐久性の高さを重視している、パネルの形状の種類が多いなどの特徴があります。これらの特徴を踏まえて、マルチルーフシリーズを選ぶメリットとデメリットについて具体的にみていきましょう。

マルチルーフシリーズのメリット

三菱の太陽光パネルでは、機種のシリーズがマルチルーフシリーズしかありません。他のメーカーのように機種が細分化されていないので、三菱のコンセプトに共感できる人はあまり迷わずにパネルを選ぶことができるでしょう。

また、形状の異なる6種類のパネルがあるため、屋根の形状に合わせてパネルを無駄なく配置できます。このように、効率的かつ見た目にも美しくパネルを配置できるのもメリットの1つだといえます。

マルチルーフシリーズのデメリット

三菱の太陽光パネルは発電効率があまり高くありません。三菱の太陽光パネルでは、太陽電池の小さな単位であるセルとセルをつなぐ間隔を広めに設定しています。これには寒暖の差で配線にかかる負荷を軽減するという目的があります。

しかし、耐久性を重視した結果として、パネルの面積あたりの発電力は低くなっています。そのため、小さい屋根では十分な発電力が期待できないというデメリットがあるのです。

三菱太陽光パネルの価格帯や相場は?

三菱太陽光パネルの代表機種、マルチルーフシリーズの価格の相場は、まずPV-MA2500Nが26万円/kW程度となっています。そして、PV-MA2200Kは30万円/kW程度、PV-MA2450Mは27万円/kW程度です。設置容量が3.43kWの場合は103万円程度、6.13kWの場合は160万円程度が相場となるでしょう。

マルチルーフシリーズはパネルの種類が少なく、価格設定はほとんど変わりません。しかし、新しい機種のほうが比較的発電効率がよいという傾向があります。また、全国的なパネル価格の平均は32万円/kw程度なので、マルチルーフシリーズは比較的リーズナブルな太陽光パネルだといえるでしょう。

三菱の太陽光パネルは25年の長期出力保証!

三菱の太陽光発電システムには、パネルの出力保証が無償で25年間、機器保証が無償で10年間付いてきます。25年保証では、モジュールの出力が一定の値を下回った場合、無料で修理に対応してくれます。

10年間の機器保証に関しては、有償で5年間延長することが可能です。ただし、機器5年の延長保証を申請する場合、あらかじめ機器10年保証書が発行されていることが条件となります。三菱の太陽光パネルを発注するときは、保証書を必ず発行してもらうようにしましょう。

三菱の太陽光パネル・口コミや評判は?

三菱の太陽光パネルを選んだ人は、「他のメーカーよりもリーズナブルだったから」ということを理由として挙げています。また、「パネルの形が豊富な三菱なら屋根面積が少なくても効率よくパネルを配置できる」という声も届いています。パワーコンディショナーの性能がよいことも顧客に好印象を与えているようです。

「保証期間の長さに魅力を感じた」という声もありました。「たとえ有料でも、保証制度は太陽光発電を長期運用するためには欠かせない」要素だと感じる人が多いようです。

まとめると、三菱の太陽光パネルは耐久性の高さや充実した保証制度、リーズナブルな点などに定評があるといえます。気候環境が厳しいところで太陽光パネルの設置を考えている人や、太陽光パネルを安心して運用したいという人におすすめのメーカーだといえるでしょう。

三菱の太陽光パネルはパワコンに定評!一括見積もりで選ぼう

三菱の太陽光パネルは、持続性のある発電や、パワーコンディショナーの性能に定評があります。ところで、三菱に限らず、オーダーメイドの太陽光パネルの見積もりは現地で行うことでより正確に計算できます。タイナビが紹介する施工会社は他社との比較を前提にした一括見積もりを行ってくれるので、どのメーカーのものにするかスピーディに決められるでしょう。

10kW未満の住宅用太陽光発電の一括見積もりはタイナビ、10kW以上の産業用太陽光発電であればタイナビNEXTを利用してください。

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