ソーラーパネルメーカー(モジュールメーカー)について

ソーラーパネルを導入される時には、下記3点のチェックをオススメします。

  1. そのソーラーシステムは実際にどの程度の発電量が見込めるか。
  2. そのメーカー(システム)にはどのような保証が付いているのか。
  3. 各メーカーの評判。

実際にソーラーパネルを設置した時のシミュレーションを行い、どの程度で諸費費用を発電した電力で回収できるかをチェックしてみると、更に確実なものとなるでしょう。

各メーカーの評判も重要です。
例えば国内大手太陽光発電メーカーは特に心配する事はありませんが、中国や韓国などの海外メーカーの中には低価格ではあるが低品質、未保証のものもあり、実際に導入した人の口コミをインターネットで調べてみる事も重要です。

変換効率は大きなポイント

ソーラーパネル

上記3点は大きなポイントですが、特に1番の「発電量」に大きく関係しているのが太陽光パネルの「変換効率」です。「太陽光」をどれだけ効率的に「電気」に変換するかが発電量に大きく関係してきますし、ひいてはどれだけの節電効果をもたらすかに関わってきます。

変換効率は、太陽光パネル部分の太陽光モジュールの性能に大きく影響されており、高性能なシステムほど高い数値が期待出来ます。

各メーカーはこの変換効率をパーセントで発表しており、この変換率は「セル変換効率」と「モジュール変換効率」で表記されています。一般的に太陽光のモジュール変換率は10〜20パーセント前後です。

単結晶シリコン型や多結晶シリコン型、アモルファスシリコン型などによっても変換率が違い、それぞれメリットやデメリットがあるため、いろいろなメーカーのいろいろな商品を総合的に比較する事が必要となります。

有名メーカーの特徴と保証内容

東芝:現在販売されているソーラーパネルでモジュール変換効率が最も優れたメーカーです。業界内でも最長の保証期間15年〜20年となっています。しかし価格は比較的高額です。

ソーラーフロンティア:純国産パネルです。パネルの一部分に影が出たとしても安定して発電できるように設計されています。

パナソニック:軽量化にこだわった太陽光パネルで小さな屋根でも効率よく発電が可能です。最新の六製品に関しては業界でも最長期間の20年のモジュール出力を補償しています。

シャープ:ルーフィット設計を採用しているため、様々な形状の屋根に設置することが可能です。比較的耐久性があり、大雨や積雪などでも強い耐久性を誇っています。

京セラ:複数の太陽光パネルを複合させることで、複雑な形状の屋根にも外観を損ねることなく使用可能です。業界内でも最も長期使用の実績を誇っているメーカーの一つです。

三菱電機:業界内でも最高性能を備えていたパワーコンディショナーが特徴です。発電ロスが少なく、様々な形状の屋根にも設置が可能です。

カナディアン・ソーラー:世界各国の太陽光パネルで使用されている実績があるメーカーです。豪雪にも耐えられているように設計されているため雪国にお勧めです。

各メーカーの保証

ソーラーパネルは他の電化製品に比べてメンテナンスや点検、修理などが比較的少なくて済みますが、やはり他の電化製品同様、様々な要因により故障する恐れがある為、契約時の保証は重要なポイントとなります。

太陽光パネルのモジュール部には基本的に「モジュール保証」が付いており、最低でも10年間のメーカー保証があるほか、パワーコンディショナーにも保証が付いています。

その他メーカーとは別に各施工業者の保険対応や保証なども設けられているため、希望する保証内容などに応じてメーカーを選択する事も必要になります。保証範囲や、対応可能な部品などは各メーカーによって違うため、よく確認する事が必要です。

各メーカーの価格やシェア

日本国内の太陽光発電の主なメーカーで、太陽電池の生産シェアを比較すると、トップとなるのは約34パーセントを占めるシャープに続き、2位の約30パーセントの京セラとなり、三洋電機、三菱電機と続きます。

同規模の製品で価格を比較すると、変換効率などを気にせずメーカー小売価格だけ見ると、2015年7月現在、東芝「SPR-250NE-WHT-J」が182,500円と比較的高い価格となっており、京セラ「KJ210P-3MUCE」は100,800円となっているなど、二倍近く価格に開きがあります。

この点については、発電量で最終的にどの程度を見込むのかも考えて検討されるようにすると良いでしょう。

一括見積もりを利用してメーカー比較がおすすめ

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太陽光発電を導入検討の際には、「ソーラーシステム自体の価格」や「施工会社の工賃」まで別途に比較すると、総額が大変分かりにくいのが現状です。その上施工店が各メーカーのシステムをどれ位割り引いてくれるか等様々です。

その為ある程度の金額を算出するには「一括見積もり」をインターネットから申し込むのがとても便利です。総額から製品性能やパフォーマンスとなる発電量なども比較して、どのメーカーが最も自分の希望に合っているのか、具体的に比較して最終的に間違いなく決めることができます。

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