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オール電化にも実は弱点があります!

光熱費も節約出来て、快適に暮らせるイメージがありますが、初期投資も大きいため、メリット部分だけイメージしてオール電化にしてしまうと後で後悔する場合があります。

弱点をきちんと把握して納得してからオール電化住宅にすることをおすすめします。

  • 営業マンは「快適」「便利」の一点張りだけど本当はどうなの?
  • オール電化住宅の弱点を詳しく知りたい!
  • IHクッキングヒーターの弱点は?

営業マンが絶対に教えてくれないオール電化のデメリットの裏事情を包み隠さずお教えいたします。最後に、オール電化の弱点を克服する方法も記載しましたので、最後までお読みください。

オール電化住宅の弱点3つ

オール電化の弱点は、次の3つです。

電気料金の落とし穴

オール電化にする場合、電気温水器でお湯を沸かすために営業マンは必ずといっていいほど深夜割引プランに加入する事を勧めてきます。

なぜなら、オール電化住宅で使うエコキュートは、深夜にある程度お湯を沸かし、大きな魔法瓶のようなタンクに溜めておくのが基本的な使い方だからです。オール電化住宅で深夜割引プランを使うと、電気が安くなる夜間にエコキュートで大量の電気を使うので、光熱費が安くなるからです。

しかし、オール住宅向けの電気料金プランは、深夜の時間帯の電気料金は格安でも、日中の電気料金は高額な料金設定です。

いくら深夜に電気が安くなるといっても、お子さんがいる場合や、日中誰かが自宅にいるなど、各家庭によってさまざまなライフスタイルがあります。

オール電化住宅にしてかえって光熱費が高くなってしまったというケースも少なくありません。

オール電化住宅では、深夜に使える電化製品はタイマーをセットし、日中の高い電気料金の時間帯は、家電製品を使わないようにしないと、電気料金は節約できません。

ちょっとした工夫をしながら電気を使うように家族全員が気を付けないと、オール電化住宅にしても思ったほど節約できなかったということだってありえます。

初期投資が高額

オール電化を導入するには台所、給湯、お風呂の設備を整えるだけでも必ず初期費用がかかります。

オール電化住宅は、初期費用+修理費用+買い替え料金がセットです。電気料金などの節約が期待できるかわりに、初期費用がかかる弱点があることを頭に入れておきましょう。

営業マンは、壊れたときや買い替えの弱点のことを最初にあまり教えてくれません。

ざっと計算すると、エコキュートとIHクッキングヒーターを導入する費用と約30万~40万円(工事費込み2017年度相場)かかります。

エコキュートは370Lタイプが一般的ですが、販売価格や工事費用は店舗によって異なります。初期投資費用が多少上下しても、設置工事費などを組み合わせると、料金相場は大体このくらいになります。

さらに、台所、給湯、お風呂にプラスして床暖房の設備を整えるとなると予算はプラス30万円程度になります。床をはがして工事する費用なども加算されるため、リフォームや新築のタイミングで工事をするのがおすすめです。

いずれにしてもオール電化は最初に設備費用がかかり、元をとるのに約10年かかるといわれています。

そして、エコキュートの寿命は10~15年です。毎日使うものですから、長年使用していると何かと不具合も出てきます。

通常のメーカー保証は2年~3年(延長保証の場合は5年~8年)なので、保証期間終了後には修理費用も発生してくることもお忘れなく。

停電の時に機能しなくなる

IHクッキングヒーターだけのオール電化住宅は、災害のときに弱点になります。ガスと電気を併用している一般住宅の場合、停電の最中でもガスは使えます。一方、オール電化住宅は停電すると、家電が一切使えなくなってしまいます。

給湯や炊事まで、すべての機器を電気で動かすオール電化住宅は、停電になると生活の手段が塞がれてしまうのです。

停電の影響が大きいものの1つは、暖房です。

冬にオール電化住宅の電気がストップしてしまうと、部屋を暖める手段がありません。念のために、電気以外の暖房機器を用意するなら、灯油の反射式ストーブがおすすめです。

ほかに困ることは、IHクッキングヒーターが使えないことです。携帯ガスコンロがあればお湯が手に入り、温かい料理を食べる手段ができます。

エコキュートの場合、停電中でもタンク内に残っている水は蛇口から出すことができます。電気の復旧まで、新たにお湯を沸かすことはできません。

エコキュートの気になる弱点5つ

オール電化住宅の特徴でもある、エコキュート。お風呂のお湯を電気で沸かすことが、オール電化住宅で最もの弱点について見ていきましょう。

設置場所

マンションやアパートなど設置するスペースが限られており設置ができないケースがあります。最低限必要なスペースは、幅が約1m80cm、奥行が約80cmです。

最近では、薄型タイプのエコキュートも主流になってきており幅が約45㎝程度の取付けスペースで済むタイプもありますが、隣家との問題で導入したくても無理という弱点もあります。

電気料金が高くなるケースも!

エコキュートでも、使い方によっては電気料金が高くなってしまいます。これは、タンクの容量と、オール電化の変則的な電気料金プランにより起こる問題です。

原則として、エコキュートを使うときは、電気料金プランを変更します。一般的な電気料金プランは、1日の中で何時に電気を使っても、電気料金は同じです。エコキュートは、夜に使う電気の料金が安く、昼に使う電気の料金が高くなるプランを契約することになります。

この電気料金プランを使い、エコキュートは電気料金が安い夜の間にお湯を沸かして貯めておくことが節約の仕組みです。

ここで問題になるのは、タンクに溜めたお湯の量が足りなかった場合です。お湯を使い切ったことをエコキュートが検知して、自動的にお湯を追加で沸かす設定にできます。すると、電気が高い時間帯にお湯を沸かしてしまうことになり、高い電気料金で沸かしたお湯を使うことになります。

そのため、電気料金が高額になるケースもあります。エコキュートの魅力は、夜間の安い時間帯に1日分のお湯を溜めることです。

昼間にお湯を沸き増ししないように大きめのタンクでないと損をしてしまうこともありますがその分、初期投資も高額になってしまう弱点があります。

これらの事情も頭に入れておかないと、後で思っていたものと違うと後悔する原因にもなってしまいます。

水圧が弱くなる

エコキュートはシャワーの勢いが弱くなるというケースがあります。この現象は初期のエコキュートに多く、近年のエコキュートでは改善されつつあります。シャワーの水圧が気になる方は、最高水圧を加味して、エコキュートを検討してください。

また、シャワーヘッドを低水圧用に変えるという方法もあります。

衛生面の問題でお湯が飲めない

エコキュートのお湯はタンクに貯水するため、衛生面の問題でお湯は飲用水にはできない弱点があります。また、溜めたお湯は時間が経過すると、少しではありますが冷めてしまいます。ポット代わりには使えません。

IHクッキングヒーターでお湯を沸かすか、ポットを使う、電気ケトルを使うなどの方法をとりましょう。ポットの保温機能は電気代がかかりますが、こまめにお湯を飲む方はこちらが便利です。それほどこまめにお湯を飲まない方なら、電気ケトルが経済的です。

壊れたときにかかる修理や買い替え料金

エコキュートは高額で、高性能の機材ですが、時には壊れることもあります。多種多様な形で、エラーや症状が出てきます。

【エコキュートの故障例】

  • お湯が止まらない
  • お湯が足し湯できない
  • 熱交換器配管が目詰りしエラーが出る
  • ユニットから水分が漏れてくる

どこのパーツが壊れたかにより、修理費用が安くすむケースもあれば、びっくりするほど高額なケースもあります。

1つの例を挙げますと、電動混合弁が故障すると3万前後の修理料金がかかります。

また、保証期間内、期間外や部品交換が無料と無料でない場合などメーカーによって違いがあります。

部品交換で済む場合と全部買い替えしないといけないケースがあるからです。

エコキュートを使うときは、初期投資に加え、数年後から数十年後に買い替え費用がかかることを計算に入れて検討してください。

おまけ:IHクッキングヒーターはIH対応の鍋にしないといけない

エコキュートではありませんが、IHクッキングヒーターもオール電化に欠かせない機器でありながら、ガス製品とは異なる点があるのでご紹介させていただきます。

IHクッキングヒーターは、鍋選びが重要です。鍋の材質や、鍋底の形、サイズによっては使えないことがあります。そのため、ガスコンロで使用していた鍋を買い換えなければならないケースもあります。

鍋をIHクッキングヒーター専用のものに替えないと機能を十分に活かせない場合があります。さらに、天ぷら用の鍋は、専用のものでないと局部過熱が原因で火事の恐れがあります。

鍋を全て買い替えなくてはならないこともあるのです。

【IHクッキングヒーターで使える鍋の特徴】

鉄や鉄鋳物、ステンレス製。鍋底が平ら。直径が12〜25cm。

【IHクッキングヒーターで使えない鍋の特徴】

陶磁器やガラス、アルミや銅。なべ底が丸い(中華鍋など)。鍋底の直径が12cmよりも狭い、あるいは25cmよりも大きい。

IHクッキングヒーター用に鍋を購入するとき、あるいはガスコンロで使っていた鍋を継続するか、簡単に選ぶ方法があります。

鍋に、SGマークが付いているかを見てください。このマークは、電気が熱源となる全てのIHクッキングヒーターで使えて、安全な製品としての厳しい条件を満たしたことを証明するものです。

オール電化を購入するなら太陽光発電とセットで

オール電化は火を使わないなどのメリットがあります。まずは弱点を見抜き、メリットとデメリットをしっかりと見極めてから購入したほうが、後悔するような事態を防げるでしょう。

「オール電化住宅は便利で電気料金も安い」と思っていたのに、それでも弱点が気になるという方は、オール電化と一緒に太陽光発電を購入するという方法があります。

電気は、住宅のエネルギーの糧です。太陽光発電で自家発電すれば、停電時にも多くの家電を使用できます。オール電化が停電時に使えなくなるというデメリットは、太陽光発電で克服できるのです。

太陽光発電は2012年頃は高額でした。2017年時点では、約半額にまで値下がりしています。蓄電池は、太陽光発電ほどではありませんが、着実に値下がりしています。

太陽光発電とオール電化をセット購入するならば、利用者数300万人以上の太陽光発電一括見積サイト“タイナビ”を利用すると、さらに安い費用で太陽光発電が設置可能です。