ソーラーパネルを設置すると、年間そして1日あたりの発電量はどれくらいになるのでしょうか?発電量は太陽光次第ですから、晴天時は多くの発電量を期待することができますが、雨や雪の日はほとんど得る事ができません。パネルの設置位置によっても発電量は異なりますので、一定の時間に集中するのではなく、なるべく広い時間帯で発電できるようにしたいものです。

ソーラーパネルにおける1日の発電量

ソーラーパネルなどにおける発電量は、「kW(キロワット)」という単位で表現されますが、この数値によってどれくらいの発電量が得られるのかが決まります。出力が大きければ大きいほど得られる発電量は多くなりますが、地域の気候などによっても変わります。
 
大体、年間での1キロワットあたりの発電量は900~1400kWh程度で、これを365日で割ると1日あたり2.5kWh~3.8kWhの電力を得る事が可能になる計算。
 
ただ、季節による日射量の違いが大きく影響してくるだけあって、春から夏の間は増えますが、秋から冬にかけては少ないものとなります。

ソーラーパネルの実質発電量

日本全国の平均年間日照時間は1897.4時間。1日あたりの日照時間は、約5.2時間となります。このうち、発電に利用できる有効日射時間は平均2.6~4時間であり、その中間の値である3.3時間を使って、設置しているソーラーパネルにおける実質発電量を調べる事ができます。計算式は以下になります。
 
パネル出力(W)実質発電量×1日の有効日射時間3.3時間(h)=1日の発電量(Wh)
 
ただし、モジュールの熱や汚れ、パワーコンディショナーにおけるロスが見られます。熱による損失は大きいので、日照時間が短い地域と思っているよりも発電量に差がでないこともあります。

天気で変わる発電量

発電量には天気も大きく関係してきており、一番多くなるのが晴天時。日の出とともに発電量が増えていき、お昼をピークにまた下がっていきます。正午の時間帯は特に多く発電し、11時から13時までの間に1日の4割は発電するといった統計もでています。
 
また、発電は曇りの日でもおこなわれています。晴天時は直射日光で発電しますが、曇り時には大気に充満している間接的な日射で発電。よく美容情報で「曇りの日でも紫外線対策は劣らない事」といったことを耳にしますが、ソーラーパネルでも同じようなことがいえるのです。曇り具合にもよりますが、晴れている時の半分程度の発電量は期待できると言われています。
 
ただ、雲の層が厚くなる雨や雪の日は、満足できる発電量にはなりません。1年間で一番発電量が低下しやすいのが12月~1月の雨や雪の日。発電量が、1kWあたり1kWhに満たない日もあるのです。

発電量を効率的に調整するのに有利な方角

より多くの発電量を得られやすい方角は南向きです。
 
ただ、時間帯における発電量の差が大きくなりすぎて、家庭内で使いきれないほどあまり、これが系統電力の均等化にお金がかかるなどといったデメリットが起こりやすくなります。
ですから、南向きだけに置いてしまうよりも、東西2面にソーラーパネルを分散したほうが、昼間のピーク時間帯の発電量を抑え、朝夕の発電量が増えやすくなりより効率的に家庭内で電気を使う事ができます。

蓄電池の併設で余った電力も効率的に活用

ソーラーパネルによる発電は、天気や季節、時間帯によって大きく変化します。12時に集中しすぎては消費できない電力が増えてしまい、結局は電力会社から購入する電力が多くなってしまいますので、なるべく長い時間帯において発電できるようにするためにソーラーパネルの設置場所に気を付けるようにしましょう。
 
また、蓄電池といった出力の変動吸収ができる装置を併設すると、余った電力を貯めて発電量が少ないときに効率的に使う事もできるようになります。