太陽光発電の節約

電気料金が値上がりしている昨今、高い電気料金をなんとか節約したいと考えている人も少なくありません。一つの方法として、電気会社から購入する電気量を減らして節約する方法があります。

この記事では、太陽光発電を利用した場合、どの程度の電気使用量と電気料金を削減できるのかをシミュレーションし、電気料金を0円にすることは可能なのか詳しく解説します。

太陽光発電の電気はすでに自宅で使うのがお得な時代

太陽光発電を設置してもFIT(固定価格買取制度)終了後は、全体的に買取価格が下がる傾向にあるため、基本的には発電した電気を売電するよりも、自宅の電力として自家消費するほうがお得になります。ここではその主な理由について解説します。

太陽光の自家消費で節約できる3つの理由

電気代を節約するには、電気を使わない(電力会社から電気を買わない)のが一番です。生活の中で電気を使いながら節約するには、太陽光発電の自家消費がうってつけである理由をご紹介します。

太陽光発電

(1)太陽光発電の電気は0円で使える

太陽光発電で発電した電気は、自宅で使うと電気料金がかかりません。電力会社から購入する電気の量が減り、電気料金が安くなります。

(2)電気の単価が安くなってお得

一般的な電気料金プランは「従量電灯」というタイプです。電気を使った量に応じて料金が計算されるので、太陽光の自家消費で電気の購入を減らすと節約に効果的です。

さらに「3段階料金制度」が採用されていると、買う電気が多くなるほど単価が高くなるという特徴をもちます。太陽光発電による電気を利用することで、こうしたプランの割高な電気料金部分の利用をカットすることで節約に繋がります。

(3)電力会社の電気を使わないと、さらにお得になる場面がある

電力会社から買う電気を減らすと、「再エネ賦課金」の負担も減るため、電気料金が安くなります。

再エネ賦課金とは?

「再生エネルギーの固定価格買取制度」に必要な費用の一部を、電気を利用するすべての人々で負担するために支払うお金です。金額は年度によって改定されますが右肩上がりで増加しており、2019年には2.95円だったものが2022年には3.45円に値上がりしました。あなたが電力会社の電気を使用した量1kWhにつき3.45円、という計算で負担額が決まります。

例えば、電気使用量が月間400kWhの家庭なら再エネ賦課金だけで年間16,560円もの支出をしている計算になります。太陽光発電で発電した電気を自宅で消費すれば、再エネ賦課金は0円です。つまり、電力会社から購入する電気を減らすことで、再エネ賦課金の負担から家計を守れるのです。

意外な太陽光発電の節約効果を示すデータも

節電

タイナビが行ったアンケート調査によると、太陽光発電を設置している人の96%が「節電を意識している」と回答しており、太陽光を設置していない人に比べて47%も高くなっています。(対象:太陽光発電を設置している人267人/設置していない人246人)

太陽光発電を設置している人のうち、94%もの人が電気使用量を確認しているという結果もあります。これは設置していない人75%と比較して20%ほど高い結果になります。

太陽光発電システムは、普段からモニターなどで発電量を確認することができることもあり、太陽光発電の設置者は節約意識が高いということが分かります。

参考:太陽光発電と節電意識に関するアンケート調査

https://www.tainavi.com/library/4387/

太陽光発電の電気代節約額をシミュレーションしてみよう

太陽光発電で発電した電気を自宅で使う自家消費ですが、太陽光の電気で昼間の電力をすべて自家消費すると、どのくらいの電気料金を節約できるのかシミュレーションします。

太陽光発電で電気の購入量をどれだけ減らせる? 計算してみよう

自家消費によってどの程度の電気代を節約できるのかを確認するために、日中の電気使用量が多い世帯についてシミュレーションします。

東京電力従量電灯B 40Aの場合

電気契約40A(基本料金1144円)
一か月の平均電気使用量350kWh
一か月の平均電気料金10557円
再エネ賦課金2.95円/kWh

2世帯住宅で平日も日中の電気(日中の電気割合40%)を使用するケースとします。

自家消費によって削減される電気使用量が「電気使用量×日中の電気使用割合=下がる電気使用量」となるので、350kWh×40%で140kWhとなります。

このモデルケースの場合、結果的に自家消費によって140kWhもの電気の使用を削減することができる計算になります。

https://www.tainavi-battery.com/library/992/

太陽光発電で減らせる電気料金はいくら?計算してみよう

昼間の電力購入を0円にした場合に可能な総合的な節約額として、電力量料金をシミュレーションします。前項の条件で350kWhのうち太陽光発電の電気で140kWhの電気が節約できます。

金額にすると、太陽光設置前と比べて、設置後では4324円/月(年額51888円)もの節約になります。

太陽光発電の節約効果

どうすれば太陽光発電で電気代が0円になる?

太陽光発電を設置することで大きく電気料金の節約が可能なことがわかりました。次に、太陽光発電で電気料金を0円にする仕組みについて解説します。

売電と自家消費、得なのはどっち?

太陽光発電自家消費

太陽光発電を設置しても、夜間や悪天候などの際は「発電量<使用量」となり、電力会社から電気を購入する必要があります。電気を購入した際も、売電収入がある場合はプラスマイナス0で「実質的に電気代が0円」と考えることもできます。

「電気料金<売電単価」の場合は、積極的に節約して売電収入を増やすのがお得ですが、「電気料金>売電単価」の場合は、太陽光の電気を自家消費して、電気の購入を抑えて電気代を下げるのがお得です。

電力会社の電気料金は平均で27円/kWhですが、2022年度の売電単価は17円/kWhで「電気料金>売電単価」ですから、自家消費のほうがお得です。

しかし、夜間や悪天候時の自家消費できないときも「電気代0円」は達成できるのでしょうか?

https://www.tainavi.com/library/4870/
https://www.tainavi.com/library/3978/

太陽光発電の弱点「夜間」「悪天候」をどうするか

太陽光発電と蓄電池

太陽光発電だけを使う家庭は、発電した電力は蓄えられないので自動的に消費され、余ったら売電されることになります。現状は電気料金が上がり、売電単価が下がっているため自家消費をするほうがお得です。

太陽光で発電できない夜や悪天候時の対策は「蓄電池」が最適です。太陽光発電で余った電気を蓄電池に貯め、発電できないタイミングで使いましょう。自家消費を増やすと「電気代0円」に近づくことが可能です。

太陽光発電で電気代0円のためにできること

太陽光発電と蓄電池見積り

太陽光発電で発電した電気は、自家消費することで電気代を大きく節約することができます。しかし、夜間や悪天候などの要因によって太陽光発電の発電量が左右されるため、すべて自家消費して、電気代を0円にするのは容易ではありません。

そこで、太陽光発電の電気を蓄電池に貯めておくなどの工夫が必要になります。蓄電池の設置には初期費用がかかりますが、まずは、訪問販売の提示価格から100万円安くした実績のあるタイナビで最大5社の一括見積りを無料で比較してください。

https://www.tainavi-battery.com/library/666/