現代では趣味などでDIYで何でも自作する事が流行っていますね。
 
太陽光発電も実は自作が可能です。売電を行なうことは出来ませんが、趣味程度の太陽光発電で、年間の電気量を何千円単位でもいいから安くしてみたいと思う方には面白いものかもしれません。
 
ここではそんな自作太陽光発電を組み立てる手順を紹介していきましょう。

必要な機器は何か?またいくらくらいなのか?

実際に必要な機器は、ほぼメーカーと似たものになります。
 

  • 太陽光パネル(中国製のものなどは比較的安価で手に入る)1枚約10000円
  • 架台(ホームセンターなどで普通に売られている)
  • 固定用のワイヤー(ホームセンターで購入可能)
  • チャージコントローラー(太陽光パネルからの電力をバッテリーとインバータに振り分ける為のもの)1個約3000円
  • バッテリー(自動車用のコンパクトなものを使用並列で追加が可能なのでパネルの数に合せて設置できる)1個約3500円
  • インバータ(自動車用のものを使用。DC12Vから実際に家庭用のAC100Vに変換を行なう機器)約6000円
  • 屋内に電気を引き込む為の配線、屋外コンセントなど。約10000円

などが最低限必要なものになってきます。
自作をする上で、必要なパネルの枚数に応じて金額は変わってきます。
また、中国製のものを使う事で安価に抑える事も可能です。

自作太陽光発電の手順を紹介

1.まずは太陽光パネルの設置を行います。

この時注意が必要なのが、ソーラーパネルの固定をしっかり行なう事です。また、日射量の計測も出来れば、一番日光の当たる方角にベストに設置できます。
 
自作の太陽光パネルは屋根を外してという大掛かりなことは避け、ワイヤーなどでカーポートなどに固定すると良いです。強風時などに吹き飛ばされ、周りの家屋に迷惑が掛からないように細心の注意を払って、要所はしっかりと固定を行います。ワイヤーだけでは、少し不安かもしれませんが、テレビアンテナなどの固定に使用するようなものを使うことでより強度が増します。

2.太陽光パネルからはケーブルが出ています。

これをそのままにして置くと、漏電や火災の元になってしまいますので、保護管に通しコンテナボックス(接続箱)まで配線を行います。
 
保護管は、太陽光パネルからコンテナボックスまで配線を行なう際には、角で強めに固定しましょう。配線は必ず露出しないようにしてください。

3.コンテナボックスの中は、接続箱と同じ役割をしています。

コンテナボックスの中には、バッテリー、インバータ、チャージコントローラーが入っています。太陽光パネルで発電を行なったものを家庭用に変換して、屋内に送り込む流れになります。
 
コンテナボックスの中身は防水性のあるものではありません。屋外コンセントを取り付け、コーキング剤などで隙間なく埋める必要があります。あくまで、雨水などを避けるためのものですので、しっかり埋めてしまう必要はありません。心配な方は、バッテリーを別の場所に移動させることもお勧めです。

4.屋内に電気を引っ張るのに、配線のプラスマイナスを間違わない様に行います。

中に引き込む際にも漏電防止の為に屋外のコンセント部分には、カバーをしてコーキングも行なうと良いです。

設置が完了したら、太陽光パネルとケーブルを繋いでチャージコントローラーのチェックを行います。チェックは、バッテリー電圧、供給している電流、入力電流を何秒かごとに切り替わるように表示するといいです。

自作を行なう上での注意点

太陽光発電の自作では、感電事故や火災などの危険性、パネルの落下等の問題が伴うことを充分に知っておく必要があります。これらの事故等には全て自己責任で行なうことが大きな条件となります。
 
また、30V以上の電気工作物は電気工事士の資格が必須です。

結局自作の太陽光発電システムは設置費用の元を取るのに時間がかかる

自作の太陽光発電では、発電量もメーカーや施工業者などに任せた場合よりも少なくなる事は間違いありません。1日にして節電効果が数十円なんてこともあるでしょう。
 
やはり設置に掛かる金額の元を取ろうと思うと、15年前後見ておく必要があります。また、バッテリーなどは消耗が早いので、3~5年と短くなります。
 
全体的に見た場合、趣味程度の範囲ならばいいですが、安全面、金額面から見ても、しっかりとした施工店などにお願いするのが賢明である事は間違いありません。
 
節約をするつもりで自作にするのならば、逆にお金が掛かってしまう可能性もあります。
実際にどれだけの費用と発電量があるのかなども検討して、実際に施工業者に見積もりを取ってみてから自分で行うかを検討してみてはいかがでしょうか。