皆さんは太陽光発電を購入する際、一番気になる部分は「初期費用回収年数」ではないでしょうか。
ここからは住宅用太陽光発電の売電価格33円の場合の回収シュミレーションを行ってみます。
 
一般的な家庭の1年間の電力消費量は5.315kWhと言われています。
※日本エネルギー経済研究所計量分析による
 
この平均的なご家庭に5kWの太陽光発電システムを単価32万円/kWで購入すると160万円の初期費用が必要です。
※この初期費用については後程解説します。
 
5kWの年間推定発電量の全国平均は6,031kWh/年間。
※日照量データはNEDOより
※太陽光発電は夜間には発電しない為、この発電量は全て昼間に発電したものとします。
 
ここで、昼間と夜間の電気消費量が同じ家庭をモデルにシュミレーションしてみます。
※通常はこんなにキッパリ半分にはなりませんがシュミレーション上この様にします。
 
昼間の電力消費量:2.657.5kWh/年間(約222kWh/月間)
夜間の電力消費量:2.657.5kWh/年間(約222kWh/月間)
 
2015年東京電力(従量電灯B・C)の電気料金
121kWh〜300kWhの価格が25.91円/kWh
 
昼間の電気料金:6万8,856円/年間(5,752円/月間)
昼間の電気料金:6万8,856円/年間(5,752円/月間)
 
月合計で11,504円。
年間合計で13万7,712円。
 
の電気料金がかかっている事になります。
ここから、売電価格33円/kWで計算してみるとどうなるでしょうか。
 
昼間の推定発電量:6,031kWh/年間
昼間の電力消費量:2.657.5kWh/年間
余剰電力:3,373.5kWh/年間
 
3,373.5kWh/年間 ✕ 売電価格33円/kW = 売電収入111,325円/年間
 
昼間に使用する電力は全て太陽光発電でまかなえる上に、余剰電力を売電価格32円/kWで売電すると、年間111,325円の売電収入があります。
 
その上、昼間の電気料金:6万8,856円/年間 がゼロになりますので、年間の経済的メリットはこの様になります。
68,856円 + 111,325円 = 180,181円/年間
 
1年間で180,181円のメリットを生み出しています。
ただし、初期費用がかかっていますので回収完了まではマイナスですよね。
では、160万円の初期費用を何年で回収出来るのでしょうか。
 
1,600,000円 ÷ 180,181円 = 8.88年
 
約9年で初期費用が回収完了します。
10年間は余剰電力が売電できますので、残り1年は単純に180,181円がプラスになります。
 
11年目からは残念ながら余剰電力の売電は出来なくなりますので、昼間に使用している電気料金68,856円/kWがゼロになるというメリットだけになります。しかし、このメリットはとても大きいですよね。
 
太陽光発電が壊れて発電しなくなるその後10年以上、節電による経済的メリットを生み続けるんです。月単位で考えるとわかりやすいです。今まで11,504円/月支払っていた電気料金が、5,752円/月になり続けるという事です。これは大きいですよね。
 
結論としては、この記事をご覧の方が実際に導入する場合と、上記シュミレーションとで違いが出る場合があるとすれば下記3点のポイントです。
 

  1. 電気料金の形態と昼と夜の電気使用量
  2. 屋根の日当たり(日照量)
  3. 売電価格

今後電力自由化によって、電気料金は安くなる可能性が大きいですね。
また、電気料金プランによっては昼と夜の価格に差が出てきます。プランによってしっかりとシュミレーションしなければいけません。屋根の日当たりは当たり前ですね。
 
売電価格は毎年引き下げられていますので、総合的にどれだけのメリットがあるか、その都度計算してみる必要があります。
 
総合的に見ても、まだまだ経済的メリットは大きいという事が言えます。
検討する時は必ず複数社を比べてみる事をお忘れなく。