家を建てるときに悩む、太陽光発電の設置。自家発電で電力をまかなうのがいいとはいえ、設置費用が安いわけではないので、そう簡単に決めることはできません。
 
新築と既築では、どちらがより導入しやすいのでしょうか?

新築で太陽光発電を設置するメリット

太陽光発電システムの導入は、家を建てる際に一緒にやってしまう方が、設計面・費用面・外観面からもメリットが高いです。
 
設計面では、設置しやすい屋根の形状や構造設計をすることができ、パワーコンディショナーも効率的で無駄のない設置場所を考える事ができます。
 
費用面では、太陽光発電設置にかかった費用と建築費用と合算してローンを組むことで、住宅ローンの長期的返済と低い金利で太陽光設備にかかった費用の返済をすることができます。
 
さらに外観面では、見た目にこだわりを持っている人ほどデザイン面を考慮しながらの設計と設置を考えていく事ができ、満足度の高い家を建てると同時に、太陽光パネルも納得のいく形で設置できるものとなります。

新築時に太陽光発電システムの設置に向いている人

新築時に陽光発電を一緒につけるのが向いているのは、4kwhのシステムが載る北向きでない屋根、オール電化、共働きで日中はあまり家にいない家庭です。一般的に4kwhの設置であれば10年以内に設置費用を回収できるといわれています。
 
また、北向き以外であればそれなりの発電量を見込めますし、夜間の安い時間帯を意識したオール電化と太陽光発電による売電は最強の組み合わせです。日中、あまり家にいないのであれば、売電量も多くなります。ですから、太陽光発電を導入することで、省エネ上手の家庭と比べても数%の節電効果が期待できるようになります。

新築と既築では、どちらの導入が楽?

太陽光発電を設置するのが楽なのは、新築よりも既築です。なぜなら、新築の場合では家の建築プランもあるので、それに合わせて検討していかなくてはいけなく手間もかかるものとなるからです。既築住宅では屋根材・屋根の大きさ・屋根勾配・方角を把握し、メーカー・設置用量・パワコン設置位置を検討する程度ですが、新築では屋根材・屋根勾配をどうするのか、図面変更も含めたパワコンの位置の検討だけでなく、建築予算との兼ね合いも考慮するといったことが加わるのです。
 
ただ、タイミングが少し違うだけで、既築住宅への設置と変わらないものとなります。家の設計といった最初の段階から太陽光発電設置のプランも進めていくと非常に手間がかかるものとなりますが、出来上がってきた頃に始めるとそう手間がかかるものでもなくなるのです。一番影響を与えているのが先行配線・先行配管で、これがあるかないかでかなりの差となります。

工務店と太陽光発電工事会社の間に発生するマージン

家を建てる際に一緒に太陽光発電システムを設置する場合、家を建てる工務店やハウスメーカーに設置をお願いすることが多いもの。こうした流れの中で提示される費用の内訳は、通常よりも高くなっている可能性があるので要チェック。
 
工務店やハウスメーカーは家を建てる事を専門としているので、太陽光発電の設置にあまり詳しくないところがほとんど。そうした場合では、太陽光発電工事会社と提携して工事を進めることとなります。この時、工務店と太陽光発電工事会社のとの間にマージンが設定されることもあるので、通常よりも割高になってしまうのです。

優れたコミュニケーション力が必要となる太陽光発電工事会社

外部の太陽光発電の専門工事会社に頼む場合は、建築する現場の人との関係をうまく構築できるかどうかが大事なポイントとなります。現場で動く棟梁をはじめ職人気質の方が多いのでそのやり取りがとても大変。うまくコミュケーションをとらなくてはいけないということで、太陽光発電工事会社の力量が試されるものとなります。
 
また、当然のことながら新築への太陽光発電導入のプラン検討、手続き、工事の実績があるところでないと不備がおきやすく、建築にも影響を及ぼす事になります。