雨量も多く、曇りの日も長く続くのが梅雨の季節です。北海道は梅雨がありませんが、日本はどの地域でも必ず梅雨の時期がありますよね。6月だけだとしても、1ヶ月程度はなかなか太陽が顔を出してくれません。

梅雨の時期がある季節、発電量は多く見込めないのではないか?
またそれは年間を通しての影響はどのくらになるのでしょうか?

ここでは、梅雨と太陽光発電の発電量や関係について解説したいと思います。

梅雨時期に設置工事は適切?

太陽光発電は、パネルの設置や電気工事などを必要とします。

その為、雨の日が多い時期は電気系統の濡れを避ける事と、屋根の滑りを考慮し、雨の降っていない日に設置を行なう必要があります。作業の側面から見た時に、梅雨時期が設置が適していない訳ではありませんが、太陽光発電導入に「向いている」とも言えません。

また、雨の多い時期からのスタートになってしまうので、発電量も少なくなり、お客様が不安になってしまう事も考えられます。発電量が少ない事を最初から考慮していれば、発電チェックも出来ますしそれ以外は問題ありません。

やはり梅雨時期の太陽光発電の導入のデメリットは、工事のスケジュールが組みにくいという事でしょう。

やっぱり梅雨時期の発電量は少ない?

では、実際に梅雨の時期の発電量は少ないのでしょうか?

1年を通して一番発電量が少ないとされている月は、10月、11月、12月です。一般的には10月〜2月までが発電量が低いと覚えておきましょう。

6月、7月の梅雨時期は比較的発電量が少ない様に思えますが、驚くことに冬の日照時間が少ない時期に比べれば発電量は多くなります。太陽光発電は、当然雨の日は発電量が減りますが、それは地域にもよります。

梅雨時期は一般的に6月中旬からですが、太陽光発電で最も多く発電量が見られるのは4月〜6月上旬で、梅雨に入ると急に発電量が落ちると思います。6月と他の月に比べると日照時間が長い事も特徴的です。

また、7月中旬には梅雨が明けます。また発電量は6月上旬の盛り上がりを見せます。年間を通して見た際、4月5月から右肩上がりに発電量も上がって欲しいところですがそこまで差が無いのも特徴です。

やはり冬場や雨の日は発電しないという事をしっかりと認識して、1年を通しての予想発電量を基準にメーカーや設置業者を選ぶ様にしてみるとよいでしょう。

梅雨時期の発電量

3月から4月を棒グラフにした場合、M字になります。4月5月は1年で最も高い発電量が期待出来る時期で10万kw前後が見込めます。梅雨の時期である6月7月は8〜9万kwになります。しかし、発電量が最も低いのは10月〜2月で6〜7万kwまで落ち込みます。

また太陽光パネルは熱に弱い性質がある事から、夏でもカンカン照りになる8月などは発電量が少ない地域もあります。この事から、雨が多く降るから発電量が少なくなる訳ではないことも分かります。

実際に発電量を見るのであれば、梅雨の時期だけを気にするのではなく、年間を通して発電量を見るのが一番だと言えます。一旦は発電量が少なくなってしまった様に見えるかもしれませんが、日照時間が短い時期という事で最初から覚悟しておきましょう。

それでも心配という方も多いと思いますが、設置した販売店に連絡してもアフターフォローしてくれないという状況だけは避けたいですね。一旦電話を受けた施工業者は電話で片付けるのではなく、実際に状況を聞いて、しっかりお伺いする姿勢がある業者に依頼する事をおすすめします。

それには施工販売店を複数社で比較する必要があります。
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