太陽光発電で避けられないのが、「損をしてしまうのではないか」という問題。このために、自宅への設置を悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
太陽光発電は、日々の光熱費を節約したり、クリーンな電気を家庭で使える上に、売電収入なども期待できるなど、多様なメリットをもたらします。その反面、太陽光発電を始めて、損をしてしまうリスクもあるのです。
まずは、太陽光発電でうまくいったケースと、そうでないケースを知ることが大切です。
今回は、なぜ太陽光発電で損をしてしまうのか。そして、どういうケースに注意するべきか。太陽光発電で損する原因と理由、対策について解説していきます。
95%以上が満足した一方…。太陽光発電で損する4つの原因と対策
住宅用の太陽光発電を促す固定価格買取制度(FIT制度、余剰電力買い取り制度)をきっかけに、太陽光発電は爆発的な増加を見せました。設置件数は2016年時点で累計200万件を突破しており、太陽光発電を始める人は後を絶ちません。
設置者を対象としたアンケートでは、太陽光発電の設置を「満足している」と回答した人が95%以上。太陽光発電のメリットを実感している人が多い反面、そうでない方も、確かに存在しているのです。
太陽光発電の最大のリスクは、損をしてしまうこと。そうならないために、まずは太陽光発電で損をする原因と対策について知っておきましょう。
具体的な事例もあげながら説明していきます。
相場に比べて高額な金額を支払ってしまう
太陽光発電の設置費用で高額請求される。つまり、ぼったくられてしまうケースです。過去には、100万円もの差額が出た事例もあります。
本来、太陽光発電はほとんどオーダーメイドと言える商品で、使う機材のメーカーや屋根の形状、素材などによって設置費用に差が出ます。そのため、業者が提示した金額がぼったくりであると気づくことができず、不当に高額な買い物をさせられるケースがあるのです。
例えば、訪問販売で太陽光発電を売り込みに来た人が、「売電価格が下がるから早く決めなきゃ損だ」「今すぐなら周辺機器をサービス価格で提供する」など、過度に急かせて判断能力を鈍らせ、ぼったくり価格の契約をさせたというケースがあります。
訪問販売や電話営業などのセールスマンの言葉にのせられて、しっかり検討しないうちに決めてしまったという人もいます。特に一昔前はこういったセールスによるぼったくりも非常に多かったのですが、現代でもそれは根絶されていません。
太陽光発電の設置費用は高いですが、固定価格買取制度による売電収入と、自家消費による電気代の節約額で元が取れる仕組みになっています。しかし、太陽光発電があまりに高額だと、元が取れずに損してしまう可能性があります。
損をしないために、真っ先に対策を取るべきはぼったくり対策なのです。
ぼったくりを防ぐ対策は「一括見積り(相見積り)」
太陽光発電の施工業者が提示した見積額が、ぼったくりではなく、適正であることを確認しなければなりません。
このときに参考になるのは、太陽光発電の価格相場などの情報ですが、エリアによって事情が違う部分もあるので、参考程度にしておきましょう。
エリアによる違いとは、パワーコンディショナーがやや割高な「出力制御対応機器」であるように義務付けられていたり、雪国では落雪防止の工夫を施すこと、海に近い地域なら塩害に対応するために機種の選択肢が狭まることなどです。
屋根の素材や高さなども合わせれば、全国平均の相場価格がそのまま自宅に当てはまるケースは多くないでしょう。オーダーメイドとも言われる、太陽光発電の適正価格をチェックする効果的な方法。それは、「一括見積り」です。
一括見積りは、複数の事業者から同じ案件の見積もりを出してもらい、それぞれの見積り額やサービス内容を比較することです。
これによって、見積り額が高額な業者を、簡単にあぶり出すことができます。
また、複数の見積もりからどれを選んだら良いか分からないならば、複数社を見比べたときに極端に高い、あるいは安い費用の会社は避けておくのが無難です。
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実質0円のはずが…?! 売電シミュレーションとローン返済額に注意
次に「初期投資0円」という言葉に惑わされてしまうケースです。
企業の中には「売電収入と電気代節約分が、設置費用と同等になるか、あるいは上回るようになるので、実質的に0円で太陽光発電を購入できます」と言うケースがあります。
これは家庭によって実現可能か不可能かが分かれます。「実質0円」と聞いたら、自分たちの場合にはどうなのかを計算してみることが大切です。
太陽光発電を「実質0円」で買うカラクリを理解しよう
実質0円で太陽光発電を買うのは、理屈としては嘘ではありません。太陽光発電で得られる売電収入と電気代の節約額が、ローンなどの支払額を上回ればよいのです。
まず売電収入と電気代削減額を算出します。
売電収入は「(月間発電量-日中電気使用量)×売電価格」という計算式でわかります。電気代削減額は「日中電気使用量×買電価格」という計算式で導き出せます。
この2つの金額を足したものが、月々のローン支払い額よりも多くなれば、支出をせずに太陽光発電を買う「実質0円」が成り立ちます。
しかし、発電量や電気の自家消費量により、売電収入は毎月のように上下します。基本的に、太陽光発電の発電量は5月が最も多く、冬は少なくなります。
つまり、ローンの金額や生活スタイルによって「実質0円」の可否が決まるので、契約前に必ず自分たちで確認をすることが大切です。
発電シミュレーションも複数社で比べてみよう
上記の計算式で売電収入を算出できるとは言ったものの、月間の発電量を予測するのが楽ではないのです。地域や季節によって日照時間や日射量が異なりますので、どうしても発電量に差が出ます。
雨が多い地域、少ない地域、降雪でパネルが埋もれやすい地域…考えるとキリがありません。面倒なこの計算も、プロに代行してもらいましょう。施工業者は、近隣の気象条件や経験を加味したシミュレーションができます。
太陽光発電のメーカーがシミュレーターを提供していることもあり、機材の発電性能や過去のデータを元にした繊細な計算が可能なのです。
これを、複数社に見積もりを依頼する過程で計算してもらうのです。売電収入のシミュレーション結果を見比べたとき、極端に高収入を得られる結果を出した企業は話を盛っている可能性がある…など、比較することでわかる事実も多いからです。
施工不良によって高額な修理費用が発生してしまう
太陽光発電を設置工事のミスによって起きるトラブルもあります。屋根の雨漏りや、脆弱な配線からの火災などです。
施工会社も工事に関する保険などに加入しており、様々な工事補償をアピールしてきます。雨漏り保証や瑕疵担保責任保険などですね。
しかし、場合によっては、トラブル解決に際して何らかの支出がある場面もありえます。
こうしたトラブルを避けるためには、契約後の工事会社選びも慎重に行うことが大切です。しかし優良業者の選び方が分からないという人もたくさんいますよね。そんな時には業者についてしっかり情報収集を行いましょう。
業者の情報はもちろんのこと、すでに設置経験のある人に意見を聞くというのも有効です。実績があり、顧客からも評判が良い業者であれば、安心して任せられるでしょう。
日照環境の悪いところに太陽光設備を設置してしまう
太陽光発電というからには、太陽光がなければ意味がありません。それにもかかわらず、日照環境が悪いところで太陽光設備を設置してしまう、北向きの屋根にソーラーパネルをむやみに設置するケースです。
発電量が不足してしまい、売電収入が伸びずに損をしてしまう可能性があります。
具体的に、日照環境が悪いところかを挙げると、周囲の建物や木々で太陽光を長時間遮られてしまうところ、年間を通して雨の日が多い地域などが挙げられます。
太陽光発電の設置を考えているのであれば、そこが太陽光発電に適した環境なのかを見極めることが大切です。自分では判断ができないという場合には、施工業者に実際に現地を見てもらい、アドバイスを求めるというのも1つの有効な手段です。
消費者にとっての採算性を加味して設計してくれる事業者と、とにかく太陽光発電が売れればOKの事業者は、見比べてみれば一目瞭然。可能な限り、複数の施工会社に相談しましょう。
太陽光発電で損しないために一括見積もりサイトが有効な理由
太陽光発電で損をする原因をいくつか紹介してきました。数々の事例から、太陽光発電で損をする原因は、ユーザーの手元にあるハッキリとした情報が少ないことです。
太陽光発電に明確な目安があれば、ぼったくりは起こらず、適当なシミュレーションでごまかされることもありません。このように、明確な情報の少なさが、多くのトラブルを生んでいます。
その中で、ひとつだけハッキリと言えることがあります。太陽光発電をとりまくこれらの要因で、損することを防ぐのに最も有効なのが、一括見積もりサイトを活用することです。
会社が多い分、一括見積もりサイトもたくさん存在するのですが、実際に利用するのにはどんなメリットがあるのでしょうか?その理由とあわせて紹介していきます。
比較することでコストを抑えることができる
気になる施工業者を1つずつ調べ、それぞれから見積もりを取るとなれば、時間も労力もかかります。一括見積もりサイトであれば、一度に複数社の見積もりを取って比較できるので、自宅の相場がどのくらいなのか、どの業者が高くて、どこが安いのかなどがひと目で分かります。
そして、太陽光発電の値段の交渉も考えることもあるでしょう。そのときは、他社の見積額も把握しておいた方が、具体的な数字を出して話ができるので、交渉がしやすくなります。
できる限り多くの見積もりを得たいところですが、あまりに多くの業者を現地に招いて話をするのも労力がかかります。一度に見積もりを取るのに適した件数は、多くても5社程度でしょう。
それぞれの業者を観察して、信頼できるところを見つけることが何よりも大切です。
コストだけでなく評判などの情報も確認・相談することができる
太陽光発電は高額なので、交渉などもしてできる限り安くしておきたいところですよね。しかし、安さだけを追求すると、工事がずさんになったり、商品そのものに不備があったりするなどのトラブルを招く可能性があります。
コストも確かに大切ですが、それと同じくらい、安心して任せられるかも大切です。インターネットで評判を調べたり、実際に会ったときの対応を観察したり。
こうした情報も加味した上で、総合的に判断して業者選びをすれば、トラブルの大部分が未然に防げます。さらに、施工会社を登録制にしている一括見積りサイトには相談窓口を設けているところもあり、不安なときには直接相談することもできます。
太陽光発電を導入する際は事前情報を収集してから行動しよう
太陽光発電は、場合によっては確かにお得ですし、一生住んでいく家への設置を考えているのであれば、なおさら魅力的だと感じるでしょう。しかし損をする可能性も0ではない以上、一括見積もりサイトなどを利用して、事前に情報を集めることが大切です。
タイナビでの一括見積もりであれば、前述したように
- 多くの会社の見積もり比較ができることで、安いところがどこか分かる
- 他社との比較ができることにより、価格の交渉もしやすくなる
- 相談窓口を設けているところもあり、損することを未然に防ぐことが期待できる
などの様々なメリットがあります。しっかり情報を集め、その上で太陽光発電の導入を検討しましょう。
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