太陽光発電への投資検討中の方は、2023年現在も増え続けております。
2012年に全量固定買取制度(20年間)がスタートしてから、日本全国に多くの発電所が売り出されておりましたが、2019年頃をピークに投資物件が大きく減少しております。
これは、2019年に低圧FIT太陽光発電所(50kw未満)の買取価格が14円を最後に終了したことで、新たな低圧太陽光発電所が作られなくなったためです。
ただ、2022年頃から太陽光発電所を売却したい発電事業者が増えたことで、太陽光発電投資市場には中古発電所が少しづつ増えております。
売却する方が増えている要因は様々ですが、
- 太陽光発電所を所有する法人が別事業に投資する為に手放すケース
- 所有者が高齢化した為に資産を現金化するケース
などのケースがよくあります。
ただ、2023年現在は太陽光発電所の売手よりも、買手が圧倒的に多い状況ですので中古発電所のプレミアム化が進んでおります。
とくに20年間の売電期間が終了しても、別の電力会社が電気を買い取ってくれる事を期待して発電所を購入する人や法人も増えております。
中古発電所は、過去の履歴(発電量・売電収入・自然災害・その他トラブル)がわかるだけでなく、建設済みなので購入後すぐに売電収入が発生します。
中古発電所の価格なんて、
同じ売電単価・発電量・容量・エリアならどれも同じでしょう?
・・と思いますよね?
実はこれは大きな落とし穴です!
今回は、中古発電所を購入するうえで重要なポイントを5つ解説します!
太陽光発電の投資物件を選ぶときは、このポイントを重視してお選びください。
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中古太陽光発電所を選ぶ時の5つのポイントとは?
※太陽光発電を選ぶ上で重要度の高い項目から解説しております。
売電収入と発電量
中古発電所の最大のメリットは、過去の売電収入がすでに分かっていることです。購入後の売電収入を計算する上で最重要ポイントです。
ただ、毎年の売電収入だけでなく毎年の発電量も確認して、年間発電量の下落率も計算しましょう。長期保有を考えている方には、特に重要なことです。
売電収入だけでなく、FIT終了後は安い買取単価になることも想定して物件を選ぶことが重要です。なので、必ずしも高いFIT単価の物件にこだわる必要はありません。
FIT終了後も長期保有を考えている方は、これらの特徴を持つ物件をお選びいただくのがおすすめです。
長期保有のリスクが低い太陽光発電物件を選ぶポイント
- 電気需要が高い東京・関西・中部電力管内にある
- FIT単価が低い案件
- 過積載率(パワコン容量に対しての太陽光パネルの容量)が高い
こうした発電所は、FIT終了後の出口として2つの選択肢から選びやすくなります。
選択肢① 売電収入を続ける
→→→ 電力会社はNOFITの再エネ電気が欲しいので売電に有利
選択肢② 発電所を売却する
→→→ 脱炭素化を目指す企業、電力会社などの需要がある
電力需要が多いエリアではFITを使っていない再エネ電気を欲しがる企業が多く、いずれの選択肢でも困らないということです。
発電所で使用されているパネル・パワコンのメーカー
日本全国の太陽光発電所には様々なパネルメーカー・パワコンメーカーが使用されており、パネルメーカーでも20種類以上、パワコンも10種類以上あります。
ただ、2023年現在も生産されている太陽光パネル・パワコンメーカーは大きく異なります。
もし、購入後にパネルやパワコンが故障して時にそのメーカーを使用できない場合は、他のメーカーを使用するしかありません。
特に重要なのがパワコン(PCS)メーカーです。
例えば、四国電力管内で多く使用されていた新電元製のパワコンは既に生産されていません。海外のパワコンメーカーでも既に生産中止・パワコン事業から撤退しているメーカーが存在します。
その場合は、他のパワコンメーカーと併用して使用するしかありませんが、パワコン同士の相性もあります。つまり、将来的にパワコンをすべて交換する必要性が出てきます。
中古発電所を購入する場合は、使用されているパネル・パワコンが故障・交換する場合に、どのメーカーに代替えが可能か確認する必要性があります。
国内メーカーであれば、安川電機・オムロンなどのパワコンメーカーが人気です。
過去の履歴(災害・盗難・住民トラブル)をチェック
台風・洪水などの自然災害により発電所が破損する可能性がありますので、多くの人が保険に加入しています。保険の中には盗難・いたずらもカバーしている保険があり、太陽光発電所を運用する上での多くのリスクをカバーできます。
中古物件選びでは故障履歴を確認するかと思いますが、同時に保険をチェックするべき理由があります。これから加入する保険料に関わってくるケースがあるからです。
例を上げると、こういうことです。
保険面のリスクが低い太陽光発電物件を選ぶポイント
- 台風で太陽光パネルが飛散して保険を使っている場合
- 洪水などで浸水して太陽光発電所を立て直した場合
- 毎年のように積雪などで太陽光パネルが破損している
とくに、小規模事故の履歴はそれほど大きな問題にはなりませんが、毎年積雪などで太陽光パネルが破損して保険を使いすぎている発電所の場合は、保険に加入ができない場合があります。
もちろん、購入する前は過去の発電量を全て確認してください。著しく発電量が低い場合は、過去の事故や故障で発電所が止まったままである可能性があります。
必ず事故の履歴は確認しましょう。
中古発電所を売却するケースで発電所のご近所とトラブルが発生しているケースもありますので、売却理由は必ず確認してから購入しましょう。
特に隣地と敷地の境界線などで揉めているケースもゼロではありません。
自然災害のリスクを確認(国土交通省のハザードマップ)
国土交通省が運営している「国土交通省のハザードマップ」をご存じでしょうか?
日本全国には土砂災害・洪水などのエリアがたくさんあり、こういった場所が地図上で表記されております。
プロのように太陽光発電所に詳しい買手は、発電所を長期にわたって保有するためにリスクが極めて低いエリアを選びます。
災害面のリスクが低い太陽光発電物件を選ぶポイント
- 洪水・土砂などのハザードエリア内の発電所を購入対象から除外する
- 土砂災害エリアでなくても斜面設置はリスクが高いので購入を避ける
- ただし、ハザードエリア内の物件は金額が安い場合もある
リスクとリターンを十分考慮に入れて購入検討しましょう。
※タイナビ発電所では自社で案件を積極的に買取りしておりますが、ハザードエリアに該当する発電所の積極的な購入は行っておらず、
さらに斜面などの土砂災害リスクが高い発電所の購入はしておりません。
中古の太陽光物件探しはタイナビ発電所
ランニングコスト
中古発電所を購入する際は、過去のランニングコストもポイントです。こうしたコストはO&M会社を変更することで安くなる場合がありますが、防草シートが予めついていない物件などは毎年の除草費用が高くなるケースがあります。
注意するべきポイントとしては、太陽光発電のFIT制度が始まったあたりで連系した中古物件です。
遠隔監視が未設置である場合が多く、発電が止まったときにすぐに感知することができません
遠隔監視システムが未設置である場合は、新たに遠隔監視機器を導入する費用も計算して物件を購入しましょう。
このように、例え発電量が高くても中古発電所を選ぶ時は慎重に選ぶ必要性があります。
長期視点で投資を考えている人はメンテナンスをしっかりすれば、売電期間が終了しても、価値のある発電所を持ち続けることが可能です。
中古太陽光発電所が人気の理由は?
買手がリピートし続ける投資商品である
太陽光発電所は、手放す方が極めて少ない投資商品であることは間違いありません。
土地付き太陽光発電所の売買サイト「タイナビ発電所」でも毎月100件程度の売却依頼は来ておりますが、ネガティブな売却理由は多くありません。
中古物件は市場に限りなく少なく、売り物件をサイト内に公開する事を希望しない方もいるので、中古物件は非公開で取引されているケースも多数あります。太陽光発電所を所有する方は、平均で3区画も保有しております。多くの方はファイナンスで可能な限り購入しております。
もし、中古発電所を探しておいででしたら、まずはタイナビ発電所に会員登録してください。
中古の非公開物件情報に問い合わせするか、希望の物件が出るまでじっくり待ちましょう。
ポイントは、新着の中古太陽光物件に出会った場合はこの記事で解説した物件選びのポイントを確認して、必ず現地調査をしてください。
大切なのは、誰よりも早く購入することです。
そして、中古物件を仕入れている営業担当者に購入する条件を事前に伝えて、案件が出てきた場合に備えましょう。
タイナビ発電所は中古物件の仕入れ(買取・仲介)~販売まで1社で行っております。
案件情報の量・質・スピードは業界トップクラスです!
タイナビ発電所に会員登録するメリットとは?
希望の太陽光中古物件に出会える
投資家様の多くが間違いのない中古物件に出会いたいと考えていることでしょう。
タイナビ発電所を運営する株式会社グッドフェローズは中古発電所買取り事業に関して大和エナジー・インフラ株式会社(大和証券グループ)と提携し、買取を安定して行える体制を整えました。プロの買取スタッフが現地まで急行し、優良な物件をしっかり精査して購入しております。
リスクの高い物件はそもそも買取しませんので、投資家様には優良な物件をご紹介可能です。
非公開中古物件など優良な情報を得られる
タイナビ発電所に会員登録すると、希望する物件の問い合わせだけでなく、掘り出し中古物件の新着情報や非公開中古物件の情報を入手することができます。
また、太陽光発電所に関わる様々な情報提供を行っております。
売却、パワコン交換、O&M、全国の工事ネットワークもありますので、投資家様の発電所所有でお困りのことは何でもご相談可能です。
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