太陽光パネルの海外メーカー LONGi

太陽光発電を設置する上で、メーカーの選定は非常に重要です。この記事では海外の大手太陽光発電メーカー、「LONGi(ロンジ)」を紹介します。

安さに定評があるLONGi(ロンジ)の太陽光発電。価格以外の面も優れており、今後日本でも話題になってくるであろうメーカーです。LONGi(ロンジ)の太陽光パネルを検討しているかたは、ぜひご一読ください。

太陽光発電メーカーのLONGi(ロンジ)とは?

LONGi(ロンジとは)

LONGi(ロンジ)は中国の太陽光発電メーカーです。世界最大の単結晶モジュール専門企業、優れた太陽光パネルを提供しているメーカーでもあります。

※単結晶モジュールとは、発電効率が高いモジュール(パネル)のことです。

モジュールなど太陽光発電の仕組みについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。

https://www.tainavi.com/library/4505/
太陽光発電

中国製というと不安かもしれません。しかし、最近は低価格かつ高性能なメーカーも増えており、海外・中華メーカーも国内でシェアを集めています。

「国産以外はNG」などのこだわりがなければ、海外メーカーにも目を向けるのもよいでしょう。

LONGi(ロンジ)の代表的な太陽光パネル

太陽光パネル

ロンジの太陽光発電は、屋根に設置する小・中規模型と、特別高圧に対応した大型の3つが用意されています。

小・中規模型ですと、以下3つのモジュールがあります。

公称最大出力 モジュール変換効率 寸法 パネル単価
LR4-60HPHシリーズ 360~380W 19.8~20.9% 1755×1038×35(mm) 18,370円(税込)
LR4-72HPHシリーズ 435~455W 20.0~20.9% 2094×1038×35(mm) 22,330円(税込)
LR4-72HBDシリーズ
両面発電(ダブルガラス)
435~450W 20.0~20.7% 2094×1038×35(mm) 22,000円(税込)

LONGi(ロンジ)の太陽光パネルを選ぶメリット

ロンジ

ロンジの太陽光パネルのメリットをみていきましょう。

①圧倒的な技術力による変換効率と耐劣化特性

変換効率

太陽光パネルを選ぶうえで重要視すべき要素の1つが変換効率です。

太陽光発電は太陽光をエネルギーとして発電するため、発電効率(変換効率)の高さは得られる発電量に直結します。

太陽光パネルの変換効率とは?
太陽光から得られるエネルギーが電気エネルギーにどれだけ効率良く変換されるかを示す割合です。例えば、変換効率が20%の場合、受け取った太陽光エネルギーの20%を電気エネルギーに変換できることを意味します。

変換効率が高い=性能が高いという認識で構いません。

よって、どこのメーカーも変換効率を高めようと研究していますが、ロンジはそのなかでも変換効率が高い部類で、2017年には変換効率が23.6%を突破し、世界記録を塗り替えています。

また、太陽光パネルの出力は、設置から徐々に劣化してきます。

ロンジでは太陽光パネルの劣化を防止する技術にも力を入れています。

ロンジの研究開発費用は、直近の5年間で404億にも及ぶため、今後にも期待が持てます。

②海外からの高い評価と信頼性

ロンジの評判

海外製メーカーの商品を購入するうえでネックとなるのが信頼性です。特に、中国製の商品は安かろう悪かろうのイメージがあるため、高額な買い物となる太陽光発電の導入では、懸念視するかたも少なくないでしょう。

ただ、LONGiの場合はそういった信頼性・客観的な評価面でも優れています。

LONGiは2018年、CTC(中国建材検査認証集団)による太陽光の出力劣化評価において、「トップランナー」と評価されました。

こちらのCTCは、客観性と公正性を保証するために、厳格な審査が行われるのですが、全単結晶モジュールのなかでのナンバーワンでした。

さらに、ドイツのドイツの国際的第三者認証機関による審査では、屋外発電部門で2年連続1位を獲得しています。

③価格もリーズナブルで財政も健全

リーズナブルな価格

ロンジは財政面でも優れています。「PV ModuleTech バンカビリティ格付け」という太陽光メーカーの評価手法があるのですが、ロンジはトップであるAAAランクを唯一獲得しています。

バンカビリティでは、製造スコアと財務健全性の両面から評価されるため、ロンジの財政面の高さがうかがえます。

太陽光発電メーカーは、倒産する企業も多いため、財政面が安定しているというのは大きなポイントです。

また、ロンジは2020年にパネルの製造原価をWあたり22円まで下げると、価格面に関しても強い姿勢をみせています。

LONGi(ロンジ)の太陽光パネルを選ぶデメリット

デメリット

ロンジは海外での実績は豊富ですが、日本に進出したのは最近です。そのため、日本での知名度・実績が薄いです。

ただ、その安さと高性能な点から、ソーラーパネルの有力なメーカーの1社として、日本でも認知されつつあります。

https://www.tainavi.com/library/4119/
https://www.tainavi.com/library/4141/

LONGi(ロンジ)の太陽光パネルの保証

太陽光発電をご自宅などに設置する場合、10~20年間運用するわけですから、メーカーが用意した保証も重要です。ロンジの太陽光発電には、2種類の保証が用意されています。

①10年間の製品保証

製品保証

ソーラーパネルなど太陽光発電設備に関する保証です。

製品保証はほとんどのメーカーが最低10年間で、15年保証のメーカーも少なくありません。製品保証に関しては、そこまで優れている部類ではありません。

②25年間のリニア出力保証

太陽光パネルのリニア出力保証

出力保証とは、太陽光発電がシミュレーション値で発電するかを保証した制度です。発電設備に不具合があり、想定より発電されない場合に適用することで、該当部品の交換・修理を無償で受け付けてくれます。

出力保証はほとんどのメーカーで用意されていますが、一定の基準値を下回らなければ適用されません。しかしロンジなど一部企業が採用しているリニア出力保証では、毎年保証が適用される基準値が下回るため、従来の出力保証よりも適用しやすいのが特徴です。

また、出力保証の一般的な期間は15~25年間のため、ロンジの出力保証25年間というのは、充実している部類にはいります。

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太陽光発電

低価格かつ、高性能な太陽光発電メーカーLONGi(ロンジ)。国産メーカー限定などこだわりがなければ、検討する価値は十分にあります。しかし、ここで注意したいのが施工店選びです。

太陽光発電は同じ商品・工事内容だとしても、どこの施工店に依頼するかで費用や工事保証が大きく異なります。

1社だけでなく、複数の施工店を比較検討するのが太陽光発電選びの常識です。

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ロンジは中国で話題の太陽光発電メーカーですが、他にも国内外問わず、複数の太陽光発電メーカーをチェックしたくはないでしょうか?。そんなかたのために、タイナビおすすめのメーカーをまとめてみました。

国内主要メーカー

どちらも大手企業で、長年の実績、豊富な施工実績があります。

海外主要メーカー